ホンダが小型「2ドアスポーツカー」提案してた! ロングノーズ×流麗ボディの「スポーツEVコンセプト」“市販化”を求める声も多かった「ライトウェイトモデル」とは!

ホンダはかつて「2ドアスポーツカー」の登場を示唆するコンセプトカーを出展していました。一体どのようなクルマだったのでしょうか。

ホンダの「2ドアスポーツ」登場に期待!

 2017年に開催された「第45回東京モーターショー」では、ホンダが「Honda スポーツEVコンセプト(以下、スポーツEVコンセプト)」というモデルを初公開しました。
 
 発表当時は洗練されたデザインが話題になりましたが、一体どのようなクルマだったのでしょうか。

ホンダの「2ドアスポーツ」登場に期待!(画像:ホンダ公式YouTubeチャンネルより)
ホンダの「2ドアスポーツ」登場に期待!(画像:ホンダ公式YouTubeチャンネルより)

 このスポーツEVコンセプトは、「人とクルマがひとつになれる、新しいEVスポーツ体験」をテーマに開発された、ライトウエイトスポーツのEVコンセプトカーです。

 特徴は「EVと人工知能(AI)を組み合わせている」という点。

 EVについては、2017年のフランクフルトショーで公開された「Honda アーバンEVコンセプト」と同様のEV専用プラットフォームを採用。

 パワーとレスポンスに優れた電動パワーユニットを用いており、EVならではの加速性能と静粛性を兼ね備えています。

 そしてこの「優れたEV技術」と組み合わされたのが、ホンダとソフトバンクグループの傘下企業が共同開発した「Honda Automated Network Assistant」というAI技術です。

 同機能は、運転手の映像やコミュニケーション内容から、表情や声の調子を読み取り、ストレス状態を判断。

 その内容をもとに、安全運転のサポートするほか、状況に応じた選択肢の提案をしてくれるというもので、「感情エンジン」とも呼ばれている機能です。

 このように、スポーツEVコンセプトは「優れたEV技術」と「最先端AI技術」を組み合わせることで、人とクルマがひとつになったような運転感覚の実現を目指していました。

 またデザインも優れたもので、ロー&ワイドのスポーツカーらしいスタイルのボディは、正確なサイズは発表されていないものの、ロングノーズとコンパクトなサイズが目を引きます。

 フロントには丸目のヘッドライトが備わり、リアに採用された四角いコンビネーションランプもレトロな雰囲気です。

 親しみやすさとスタイリッシュさを兼ね備えたデザインは完成度が高く、「このデザインのままで発売してほしい」という声が多く寄せられました。

※ ※ ※

 このように高い評価を受けたスポーツEVコンセプトですが、2017年に発表されて以降、現在までに目立った動きはありません。

 また同様のライトウェイトスポーツモデルである「S660」が2022年で販売終了したため、ホンダにはコンパクトな2ドアクーペが不在となっています。

 今後、ライトウェイトスポーツモデルの需要が高まれば、好評だったスポーツEVコンセプトのテイストを活かしたスポーツカーが登場するかもしれません。

【画像】超カッコイイ! これがホンダの新提案「2ドアスポーツカー」です!(50枚)

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Writer: 大西トタン@dcp

(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。

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