三菱「新7人乗り“3列SUV”」実車公開! “最安モデル”なのに「豪華装備」!? 全長4.8mで「ちょうどイイサイズ」の最新「パジェロスポーツ“PRIME”」タイ仕様がスゴかった!
2025年7月2日から6日まで開催された「FAST Auto Show Thailand 2025」において、三菱のタイ法人は3列シートSUV「パジェロスポーツ」を出展しました。日本では売られていないクルマですが、どのような仕様なのでしょうか。
充実装備のエントリーグレードが登場
三菱自動車工業(以下、三菱)のタイ法人、ミツビシ・モーターズ・タイランド・カンパニー・リミテッド(MMTh)は、2025年7月2日から6日までバンコク国際貿易展示場「BITEC」(バンコクバーンナー区)で開催された「FAST AUTO SHOW THAILAND 2025」において、最新の三菱車ラインナップを出展しました。
そのなかには、日本では販売されていない「パジェロスポーツ」の姿もありました。いったいどのようなクルマなのでしょうか。

パジェロスポーツのルーツは、2代目「パジェロ」のパワートレインなどを流用し、1996年に日本で発売されたミドルサイズSUV「チャレンジャー」です。
その後生産や販売の中心がアセアン諸国へシフトし、車名もパジェロスポーツに変更されています。
現行モデルは、2015年に登場した3代目。ピックアップトラック「トライトン」(先代モデル)と同じラダーフレーム構造を採用した3列シートレイアウトのSUVで、世界80か国以上で販売されています。
タイ仕様のボディサイズは、全長4840mm×全幅1815mm×全高1835mm、ホイールベース2800mm、最低地上高218mm。乗車定員は2-3-2の7人乗りです。
搭載されるのは2.4リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンで、最高出力184ps・最大トルク430Nmを発揮します。トランスミッションは6速AT、駆動方式は2WDと4WDが選択できます。
2025年2月には一部改良が実施され、新たなエントリーグレード「PRIME(プライム)」が設定されました。
先進運転支援機能として、360度全方位安全技術「ダイヤモンドセンス」を装備。
アダプティブクルーズコントロール(ACC)やマルチアラウンドモニター(MAM)、前方衝突被害軽減システム(FCM)をはじめ、レーンチェンジアシスト付きブラインドスポットウォーニング(BSW)、リアクロストラフィックアラート(RCTA)などが揃います。
またサイドエアバッグ、サイドカーテンエアバッグ、ニーエアバッグなど7つのエアバッグも標準装備です。
インテリアは、8インチのフル液晶メーターやスマホ連携を強化した8インチタッチスクリーン、後席用12.1インチワイドスクリーンルーフモニターと赤外線ヘッドフォン、運転席パワーランバーサポート、ワイヤレス携帯充電などの快適機能を多く備えるなど、エントリーグレードとは思えないほどの充実した内容となっています。
パジェロスポーツ プライムの車両価格は、138万9000バーツ(約630万円)で、従来の同仕様から据え置きとされています。
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FAST Auto Show Thailand 2025の三菱ブースではこのほか、新型「エクスフォース HEV」「エクスパンダークロス HEV」「エクスパンダー HEV」などの各ハイブリッドモデルや、ピックアップトラック「トライトン」などの各ラインナップを一堂に出展しました。
Writer: くるまのニュース編集部
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