トヨタ新型「プラド」登場! カクカクボディ&「旧型デザイン」の「カカドゥ」がカッコイイ! 「Vアクティブテクノロジー」搭載の「ランドクルーザー」豪州で発売

2024年11月14日、トヨタのオーストラリア法人は新型SUV「ランドクルーザー プラド」を発売しました。日本仕様とはどんなところが違うのでしょうか。

超“プラド”っぽいカカドゥもアリ!

 2024年11月14日、トヨタのオーストラリア法人は新型SUV「ランドクルーザー プラド」を発売したことを発表しました。

 オーストラリアで発売された新型ランドクルーザープラドは、2024年4月18日に日本市場でも発売された「ランドクルーザー 250」と同じですが、フロントマスクをはじめとした仕様の一部は異なっています。

このグリルは…!
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 ランドクルーザープラドは、4代目ランドクルーザー70系(販売期間:1984年1月〜2004年8月)が発売された翌年に派生モデル「70ライト/ワゴン」が追加され、その後継モデルが1990年4月に「ランドクルーザー プラド(70系)」として販売されたのが始まりです。

 その後、2代目は90系(1996年5月発売)、3代目は120系(2002年10月発売)、4代目は150系(2009年9月)、現行モデルとなる5代目へと続いています。

 日本市場でプラドのサブネームが廃止されたことについて、メディア向けの発表会でトヨタは、「250はプラドの後継であるが、プラドではない」旨のアナウンスがありました。北米市場でもプラドのサブネームは廃止されています。公式には、その理由が明らかにされていません。

 ただ、オーストラリアをはじめとする一部の市場では、プラドのブランド力が強く、広く浸透しているという背景があり、マーケティング戦略面からサブネームの廃止を避けたのだろうという推測があります。

 オーストラリア仕様のボディサイズは、全長4990mm×全幅1980mm×全高1925-1935mmとなっています。

 パワートレインは、2.8リッターディーゼルターボエンジンに、トヨタが「Vアクティブテクノロジー」と呼ぶ48Vシステムを組み合わせた、日本仕様には未設定のマイルドハイブリッドシステム。

 なお、2.8リッターディーゼルのスペックは、日本仕様とオーストラリア仕様ともに同じとなっています。

 グレード構成もオーストラリア仕様独自のものとなっており、日本仕様より豊富です。エントリーモデル「GX」から「GXL」「VX」、最上級グレード「カカドゥ」、オフロード性能が重視された「アルティテュード」の5グレード展開となっています。

 全車に12.3インチのタッチスクリーンを備えたトヨタ最新のマルチメディアシステムが搭載され、ワイヤレスApple CarPlay・Android AUTOに対応しています。また、最新の運転支援・予防安全技術「トヨタセーフティーセンス」とトヨタコネクトが装備されています。

 注目の最上級グレードであるカカドゥは、豪華な上級グレードVXの装備に加え、パノラマムーンルーフ、照明付きサイドステップ、ヒーターと換気機能付きの2列目シート、トヨタ初の長さ調節可能な運転席シートクッション、デジタルバックミラー、ステアリングホイールヒーター、ヘッドアップディスプレイが追加されています。
 
 また、VXとカカドゥは、ほかのグレードとは異なり、150系プラドにも見られる縦格子状のフロントグリルが採用され、先代プラドの印象をより色濃く受け継いだ仕様となっています。

 ちなみにカカドゥは、4万年以上前から人類が住んでいた形跡を残す、文化遺産および自然遺産の2分野の世界遺産に認定された「カカドゥ国立公園」のことのようです。

 オーストラリア仕様のランドクルーザープラドの車両価格は、エントリーモデル「GX」の7万2500オーストラリアドル(1オーストラリアドル=100円の為替レートで725万円)から、最上級グレード「カカドゥ」の9万9990オーストラリアドル(同約999万円)となっています。

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