「えっ…!」この道「ウインカー」出す? 出さない? 真っ直ぐも行ける「道なりカーブ」どうする!? 「正解」の曲がり方とは
側道から本線へ合流するシーンは「迷いがち」
続いて次の事例を紹介します。
自車が側道から本線へ斜めに合流しようとする場合も、ウインカーをどちらに出して良いか迷うシーンです。
![右側の本線に沿うように合流する場合は「右ウインカー」ですが、写真のように「一停止」の場合は「丁字路」の扱いとなり「左ウインカー」を出す必要があります[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2025/12/20241220_Traffic_STOP_Accident_Trouble_pixta_81725861_M.jpg?v=1734666830)
●合流する本線へ側道から「斜め合流」する場合
例えば、高速道路の本線に合流する場合は「右ウインカー」が正解です。これを間違う人はほとんどいないでしょう。
問題は、本線へ右斜めに接続する側道が、接続部で「一時停止」となっている場合です。
右側の本線に合流するような形ですが、これは「丁字交差点」と同じとなり、ウインカーは「左」が正しいです。
ハンドルは右に曲げつつ、ウインカーは逆に左方向に出す格好になります。
このようにウインカーを右・左どちらに出すのかは、「合流」か「交差点」が分岐点となります。
側道から本線へ合流する接続部分に、本線に沿って破線がある場合は「合流」。
ウインカーはハンドル操作と同じ方向に出すことになります。
逆に、本線に沿う破線がない場合(多くは一時停止となっています)、ハンドル操作に反して「左」となります。
![一時停止のうえ、すぐに高速本線へ合流…都市高速などでしばしば見られる合流です[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2025/12/20241220_Traffic_STOP_Trouble_Accident_002.jpg?v=1734666668)
●高速の本線合流手前に「一時停止」がある場合
最後に、やや特殊な例を紹介します。
例えば、都市高速のパーキングエリアから本線へ合流する際に見られるものです。
狭く短い合流レーンの手前に「一時停止」があり、その先は他の高速道路の合流と同様に、本線に沿う破線を超えていきます。
こうしたケースの正解は「右ウインカー」です。
おそらく本線流入時の速度抑制などを狙って、一時停止を設置したものと思われます。
都市部に多い狭い区間のため加速車線が短いことが多く、さらに本線が急なカーブを伴っているケースも見られるので、合流には十分に注意しましょう。
※ ※ ※
ウインカーは、出すタイミングにも十分に注意しましょう。
交差点を曲がりはじめてからようやくウインカーを出し始めたりと、雑な点灯をするケースも散見されますが、これも重大なルール違反で、大きな事故を誘発しかねません。
右左折では交差点の30m手前から、合流は3秒前と法規で定められています。
ウインカーは、他のクルマや歩行者などに知らせるための表示であるという「原則」をけっして忘れないよう、改めて心がけましょう。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。



















































