圏央道が横浜延伸!? 悲願の「湾岸線直結」工事どうなった? “地獄渋滞”東名&保土ヶ谷バイパスをスルーの「信号ゼロ」道路はいつ開通するのか

それで、気になる進捗は?

 開通見込みはまだ明らかになっていませんが、工事は着実に進んでいます。

公田笠間トンネルのシールドマシン(画像:NEXCO東日本)
公田笠間トンネルのシールドマシン(画像:NEXCO東日本)

●通称【横浜湘南道路】藤沢~栄

 5.6kmもの長大地下トンネルを中心とする工区ですが、上下線計2本のシールドトンネルのうち1本(横浜行き)が、9月に掘削完了したところです。

 予定では2基同時進行で掘進するはずでしたが、先行していたシールドマシン1号機が、藤沢IC側で2019年にトラブルのため完全停止。折り返して2本目を掘削開始する予定が、白紙になってしまいました。

 2号機は1号機の残り区間を仕上げるために栄から掘進し、先述のとおり9月に貫通。これからやっと、2本目に取り掛かることになっています。

●通称【横浜環状南線】戸塚~栄~釜利谷

 戸塚~栄は基本的に手のかからない高架区間なので、トンネルやJCTランプを追いかけるように、ようやく工事が本格化してきました。橋脚が現地にニョキニョキと立ち並び、地上区間でも工事ヤードが姿を見せています。

 栄~公田の「公田笠間トンネル」では、シールドマシン「ほりまる」が栄から掘進開始し、公田側に到達。ことし10月から折り返して、2本目を掘進中です。12月16日時点で、すでに1724mのうち506mが掘り終わっています。

 ちなみに公田は「くでん」と読みます。

 公田~釜利谷の「桂台トンネル」では、シールドマシン「もぐるん」が、今年11月に2本とも掘削完了しました。現在は、もぐるんの解体撤去の作業中です。

 そのほか短い地上区間でも、環状4号線を大またぎする高架橋がすでに橋桁のかかった状態で、周辺には橋脚が立ってきています。

 ※ ※ ※

 進捗状況を共有し今後の対応を話し合う「連絡調整会議」は、2022年12月の4回目を最後に開かれていません。特に話し合うべき現場課題もないということで、基本的にどこも順調に進んでいるように思われます。

 あとは、この順調なペースのままで進むのみ。とはいえキーとなるのはやはり藤沢~栄の「2本目のシールドトンネル」掘削です。これが無事掘削開始できて、無事貫通できそうになれば、ようやく開通見込みが発表されることになりそうです。

【画像】超便利!? これが「圏央道 横浜区間」計画ルートと工事状況です(30枚以上)

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