東京~千葉の第3ルート「新湾岸道路」計画に反響多数!? 「たのみます」「館山道の渋滞ひどい」悲願の臨海バイパス…いよいよ概略ルート決定プロセスが始動

東京と千葉を「信号ゼロ」でむすぶ新たな高規格道路「新湾岸道路」の検討が本格化してきました。ネット上でも話題が集まっています。一体どのような道路で、どのような声が上がっているのでしょうか。

いよいよ「概略ルート」決定プロセスが始動

 東京と千葉を「信号ゼロ」でむすぶ新たな高規格道路「新湾岸道路」の検討が本格化してきました。
 
 ネット上でも話題が集まっています。一体どのような道路で、どのような声が上がっているのでしょうか。

東関東道・首都高湾岸線・外環道の高谷JCT(画像:Google Earth)。
東関東道・首都高湾岸線・外環道の高谷JCT(画像:Google Earth)。

 新湾岸道路は、首都高湾岸線・東関東道・外環道の「高谷JCT」を起点に、船橋や習志野臨海部を抜け、千葉市中心部をスルーして「蘇我ICならびに市原IC」で館山道へ接続する計画です(分岐して両方へつながる想定)。

 この新湾岸道路が実現すれば、現在の東京~千葉ルートである「京葉道路」「東関東道」さらに国道357号の大混雑も、交通分散により緩和が期待されます。

 なにより、今まで東京方面から蘇我方面の南側臨海部へ出たい場合、わざわざ「宮野木~貝塚~千葉東」と館山道で迂回しないといけませんでした。千葉みなと側を抜ける国道357号も信号だらけで大渋滞。不便でした。

 そこへ、千葉市中心部を完全スルーして、外環道方面から直結するルートとなる新湾岸道路は、生活面でも物流面でも大きなメリットとなります。

 さて、現在の状況ですが、事業化に向けた最初のプロセス「計画段階評価」が行われているところ。ここでは2回ほどの地域アンケートで「概略ルート」を決定します。

 概略ルートが決定すれば、都市計画決定と環境アセスメントが行われ、そのあといよいよ事業化を待つだけとなります。

 その「1回目の地域アンケート」が、12月5日に開始。沿線の課題などを把握する内容になります。沿線地域でのオープンハウスも、順番に各地で持ち回りで開かれています。アンケートは現地などのほかWebでも受け付けられ、回答期間は2025年2月28日まで。

 ※ ※ ※

 ついに具体化へ実際の動きがはじまった新湾岸道路に対し、ネット上では「なんとかしてくれ」「もっと早く経過すべきだったと」「ほんとたのみます」「数年以内に開通させてほしいくらいの気持ち」など、期待する声が見られます。

 なかには「房総に行った帰りに館山道を使うが、松ヶ丘ICから花輪ICまで1時間以上なんて当たり前」と、ぐるっと千葉市街を北東へ迂回するルートと、その大混雑っぷりに疲弊しているコメントもあります。

 ほかにも「千葉県内はバイパスがほぼ無い」「東京千葉間の道路事情悪過ぎる」「千葉の道路全部貧弱でつらい」など、県内の道路整備の進まなさに不満の声も見られました。

 もちろんこれから事業化という関門を抜け、用地取得をクリアして、完成へ漕ぎつけるのは容易なことではありません。しかし、今まで第二湾岸道路という“夢物語”のままだった計画が、ついに着実な前進をはじめているのは確かです。

【画像】超便利!? これが悲願の「新湾岸道路」計画ルートです(30枚以上)

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