マレーシア人として初めてMotoGPにフル参戦 Monster Yamaha Tech3
Monster Yamaha Tech3は、マレーシア人ライダーのハフィス・シャーリン選手を、MotoGPへ起用すると発表しました。
ロードレースの世界最高峰クラスにフル参戦!
Monster Yamaha Tech3は、ジョナス・フォルガー選手の欠場を受け、ハフィス・シャーリン選手(マレーシア・23歳)を、ヨハン・ザルコ選手のチームメイトに決定しました。
シャーリン選手は、MotoGP世界選手権タイで行われた公式テストに参加し、YZR-M1、コースともに初めてというチャレンジとなったが、チャンスを最大限に生かして走るたびに力をつけ、トップに1.756秒差まで近づき21番手で最終日を終了し、総合では22位でテストを終了しています。
シャーリン選手はマレーシア人として初めて、ロードレースの世界最高峰クラス(MotpGP)にフル参戦することとなります。
ハフィス・シャーリン選手は、「Monster Yamaha Tech3から2018シーズン参戦の知らせを受け、とてもうれしく思います。ブリラムのテストではすばらしい時間を過すことができ、またそのなかでたくさんのことを学びました。この場を借りて、チームの皆さん、多くのアドバイスをくれたヨハン(ザルコ)にお礼を言いたいと思います。
短い期間でMotoGPマシンをコントロールする方法を学べたことは、自分でも信じられないような大きな成果です。
シーズンでもベストをつくし、私にできることはすべて全力でやっていきます。次回、カタールでのテストには今まで以上に強いモチベーションを持って臨みます。シーズンのスタートが待ちきれません」
エルべ・ポンシャラル(チームマネジャー)は、「ザルコ選手のチームメイトとしてシャーリン選手の参戦を発表できうれしく思います。フォルガー選手の欠場が決まって以来、私たちは大変な日々を過ごしてきました。
しかし、セパンでのラズラン・ラザリ氏との会話を発端に、思いもよらぬ展開が待っていました。彼の強い想いが、シャーリン選手に最高峰クラスへの最後の一段を登らせたのです。私たちは彼がすばらしいMotoGPライダーになると確信しています。それゆえブリラムでは、彼にとってはかなり過酷なミッションを課すこととなりましたが、最終的にすばらしい成果を残しました。
マレーシア人ライダーがMotoGPにフル参戦するのは初めてですし、私たちはこの地域でのMotoGP人気の高まりを肌で感じています。その意味も含め、彼とともにチャレンジできることを誇りに思います」
また、ヤマハとTech3は、MotoGP世界選手権のパートナーとして2018年が最後のシーズンになると発表しました。
ヤマハは2019年にTech3に変わるサテライトチームを運営するのかは発表していません。
【了】