新車140万円切り! 日産「7人乗りミニバン」がスゴい! 全長4m以下×斬新“カクカクデザイン”採用! セレナより安い「めちゃお手頃ファミリーカー」は今魅力的な1台
かつて日産には、全長4mを切る3列シートミニバンがありました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
セレナより安かった「ミニマムな3列モデル」
価格の上昇やサイズの大型化などが進む近年のミニバン。ミディアムモデルでも3ナンバー(全幅1700mm)を超えており、コンパクトモデルが支持される傾向にあります。
しかし、日産には全長4mを切るコンパクトサイズながらも7人が乗れる手頃な価格のモデルがありました。それが「キューブキュービック」です。
1998年に初代モデルが登場し、2020年に3代目が終売となり、絶版車となったことも話題になった日産のコンパクトカー「キューブ」。
スペース効率に優れる角ばったスタイルでありながら、どこか愛嬌のあるスタイルは絶版となった現在でも人気。
定期的に復活のウワサが流れるほか、日産自身も中古車をベースとしたリフレッシュカーを実際に販売するなど、その存在感は今もなお健在となっています。
そんなキューブの2代目モデルに設定されていた派生車が、今回ご紹介するキューブキュービックです。
2003年9月に登場したキューブキュービックは一見すると通常のキューブに見えますが、実はホイールベースが170mm延長されており、3列7人分の座席を備えたミニバンとなっていた点が最大の特徴でした。
車名のキューブキュービックも、エンブレムなどでは「CUBE^3(CUBEの3乗)」という表記となっており、立方体を意味するほか、3列シートであることも意味する“ダブルミーニング”となっていました。
3列シート車となってもなお、全長は4mを切るコンパクトさにおさまり、ボディサイズは全長3900-3920mm×全幅1670mm×全高1654-1650mm。普段使いでも困ることのないサイズに収まっていたのは美点と言えるでしょう。
さすがに3列目シートはかなりミニマム。
日常的に3列目まで使用するという人にはオススメしにくいところもありましたが、通常は3列目シートを格納して、通常のキューブのように5人乗り車として使用し、いざというときはプラス2人が乗れるという使い方をするにはピッタリ。
パワートレインもキューブと共通の1.4リッターもしくは1.5リッターガソリン4気筒エンジンが搭載されるため、維持費的にもキューブと大差ない点も嬉しいポイントとなっていました。
また、実はホイールベースが延長されていることで乗り心地の面でもプラスに作用しました。
ロングホイールベースで直進安定性の向上にも寄与しているため、ファミリーカーとしてもかなりオススメできる1台となっていたのです。
当時の新車価格は139万8000円から164万円。日産「セレナ」(C24型)が199万円だったことを考えると、お値打ち価格だったといえるでしょう。
このように魅力たっぷりのキューブキュービックでしたが、やはり“ミニバンといえばスライドドア“と考える人が多かったのか、キューブがフルモデルチェンジを実施して3代目となったタイミングで消滅となり、2代目が登場することはありませんでした。
そんなキューブキュービックも登場から20年が経過した現在では、中古車として底値に近い状態。
それなりに走行距離が少ないものでも50万円程度の予算で狙えるようになってきています。
もしフレキシブルに使えて安価なアシ車を探しているのであれば、一度キューブキュービックも検討してみてはいかがでしょうか。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
今の現状でさえ的もに運転出来ない者が沢山いるのにデカくしたら車両感覚がないものが運転したら当て逃げ及び公共物の損壊になる可能性大だな
これだけじゃやいけど、
懐古記事はタイトルで判るようにして欲しい、海外モデルもしかり、
見たいのは新車の国内モデルの話。
【国内新車】【海外新車】【過去のモデル】の三区分を望む。
サムネの拡大写真、塗色だけ見て昨今のセメントカラーやプレミアム〜とか名乗ってるカラーリングの中で絶対に勝てない車だとは思った。
免許もないガキの頃だから分からないけど、昔は400万超えれば高級車ってイメージがあった。
キューブ自体は物心ついてからの車だが、カラーリングだけで一回り二回りも古い車だと分かってしまう自動車業界の進化の素晴らしさよ。