2024年12月3日、ホンダの海外向け高級車ブランドACURA（アキュラ）は、メキシコで内外装にアップデートを加えた2025年モデルとなる「RDX」の発売開始を発表しました。

　RDXは、2列シートの5人乗りSUVとして2006年に登場。

　20代から30代をターゲットにしたエントリープレミアムクロスオーバーSUVとして注目を集めてきました。

　現行の3代目モデルは2019年に発売され、現在ではアキュラブランドのミドルクラスSUVとして位置づけられています。

　ボディサイズは全長4766mm×全幅1926mm×全高1668mm、ホイールベース2750mmと、堂々としたワイドなプロポーションが特徴です。

　2025年モデルでは、外観デザインに新たな進化が加えられ、「フレームレス」ダイヤモンドペンタゴングリルやアグレッシブなメッシュグリルが採用されています。

　グレードは「Advance（アドバンス）」と「A-spec」の2グレードが用意され、グレードに応じて、専用デザインの外装トリムや新デザインの19インチホイール及び20インチホイール、各箇所をブラックアウトに仕上げるなど、個性とスポーティさを強調した仕様も選択可能です。

　ボディカラーは、プラチナホワイト、ソーラーシルバー、シュプリームブラック、グラファイト、ボールドレッドの全5色展開となります。

　インテリアも大幅に改良されており、再設計されたセンターコンソールによって収納スペースが広がるほか、カップホルダーが大型化されました。

　さらに、ワイヤレススマートフォン充電器が使いやすく配置されています。

　10.2インチHDセンターディスプレイには、ワイヤレス対応のApple CarPlayおよびAndroid Autoが全車に標準装備。

　また、アドバンスグレードではパンチング加工が施されたブラウンレザーシート、A-specグレードでは同じくパンチング加工が施されたブラックレザーとアルカンターラのコンビシートが設定され、室内の上質感を高めています。

　安全性能も抜かりなく、衝突時の安全性を高める「ACEボディ構造」や、アキュラ独自の先進運転支援システム「Acura Watch」が全モデルに標準装備されています。

　パワートレインには、2.0リッター直列4気筒VTECターボエンジンを搭載し、最大出力261馬力・最大トルク280lb-ftを発揮します。

　これに10速ATと組み合わせることで、スムーズな走行性能を実現。

　さらに駆動方式には、後輪の左右にある電磁クラッチでトルクを制御する4輪駆動システム「SH-AWD」が採用されています。

　なお、価格は116万4900ペソ（約858万2000円）からです。