2022年7月に世界デビューした16代目トヨタ「クラウン」は、これまでとは大きく姿を変えた4つのシリーズ展開となりました。
　
　そんななか、いまも未発売な4番目のモデル「クラウンエステート」に対し、SNSなどでは多くの声が集まっています。

　クラウンエステートは、1999年から2007年に販売された11代目クラウンに設定されていたステーションワゴンに使われていた名称です。

　新型クラウンエステートが2024年中に登場すれば、17年ぶりの復活となります。

　新型の姿はすでに先行公開されており、ステーションワゴンとSUVのいいとこ取りをしたクロスオーバーSUVに変身することが明らかになっています。

　新型クラウンエステートを事前紹介する公式ウェブサイトには「後席のフルフラットデッキ」という文言が用いられ、ユーティリティの高さをアピールしています。

　全国各地で先行展示されている新型クラウンエステートの実車には、倒した後席のシートバックに若干の傾斜があるものの、凹凸のない「フルフラットデッキ」な空間が広がっています。

　さらに後席の足元空間を埋める拡張ボードも設置され、荷室長は相当に余裕があることがわかります。

　また以前の取材では、トヨタ販売店の担当者から「トランクスペースの長さは180cmほどあるので、よほど大柄な人でなければ、大人2人が横になれる」との話を聞いています。

　ただ車中泊を想定した設計ではなく、あくまでも余裕のラゲッジを持つラージSUVというキャラクターを重視しているようです。

　このほか、事前に発表されているスペック（開発目標値）は、全長4930mm×全幅1880mm×全高1620mm、ホイールベース2850mmというボディサイズや、パワートレインに「HEV」（ハイブリッド車）と「PHEV」（プラグインハイブリッド車）の2タイプが用意されること、全車4WDで乗車定員が5名であることなどです。

　サイトには「2024年央以降 発売予定」と記されていますが、2024年11月時点でまだ発売日などの発表はありません。

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　そんな新型クラウンエステートに対し、SNSなどではさまざまな反響が寄せられています。

　多かったのは「いつになったら出るんだろう」「なかなか姿を現しませんね」といった声でした。

　16代目クラウンシリーズの第一弾となったクラウンクロスオーバーは2022年秋に発売され、以降2023年末までに「クラウンスポーツ」「クラウンセダン」が順次発売済み。

　なかには「アウトドアが趣味で、発売が待ち遠しい」と購入検討していると見られる人のコメントもあり、多くの人が登場を待ち望んでいる様子が伝わります。

　まだしばらくは新型クラウンエステートの動向に目が離せないようです。