運転席にある「クルマが踊っているスイッチ」に反響殺到! 「押したら踊ってビックリ」「あるのとないのでは雲泥の差」の声! 命を守る“重要な役割”とは?
クルマの運転席周辺にある「車体が踊っている」風のイラストが描かれたスイッチについて、ネット上では多くの反響が集まっています。
クルマが踊っている風スイッチに反響集まる!
クルマの運転席周辺に、「車体が踊っている」風のイラストが描かれたスイッチを見かけたことはありませんか。
多くの場合そのイラストの下には波線が加えられ、“OFF”と大きく記されています。
このスイッチの役割について、ネット上では多くの反響が集まっています。
その役割とは、「横滑り防止装置」のON/OFFを手動で切り替えることです。
横滑り防止装置(Electronic Stability Control、以下ESC)は、急ハンドルや滑りやすい路面で車体が不安定になった際に、クルマの安定性を保つためのシステムです。
クルマのセンサーが横滑りを検知すると、エンジンの出力やブレーキを自動制御し、スピンや外側への膨らみを防いでくれるのが特徴。
このシステムは現在、日本国内で販売される全ての乗用車に標準装備されています。
通常、横滑り防止装置は車の走行中、常に稼働しているため、基本的にドライバーが操作する必要はありません。
そもそも安全装置なのに、なぜ解除できるようになっているのでしょうか。
その理由とは解除することで、クルマをスムーズに進ませられるシーンがあるからです。
例えば、雪道やぬかるみでスタックした時、横滑り防止装置はタイヤの空転を抑える機能を持っていますが、雪や泥にタイヤがはまり込んだ場合、逆にこの機能が邪魔になることがあります。
空転をある程度許容しないと脱出できない状況では、横滑り防止装置を一時的にOFFにする必要があるのです。
砂地や悪路での走行も同様に、一定の駆動力を確保するためにタイヤの空転が必要な場合も、OFFにすることでスムーズに進むことができます。
また、いくら横滑り防止装置が優れた機能を持っていても、100%全ての状況に対応できるわけではありません。
日常的な運転では装置をONした状態を維持し、安全運転を心掛けることが何より重要です。
例えば、急激なハンドル操作や無理なスピードでのカーブ進入などは、装置の限界を超えて事故に繋がる可能性があります。
あくまで横滑り防止装置をOFFにすることは非常時のための保険と考え、最終的にはドライバー自身が慎重な運転を心掛けることが、安全の鍵となるでしょう。
そんな横滑り防止装置のスイッチに、ネット上では「何気なく気になってはいた」「今まで押したことないなあ」「スイッチをOFFにすることに抵抗を感じる」など、一度もOFFにしたことないユーザーが多いようです。
また「コレがあるのとないのでは雲泥の差。特に雪道ではこの機能に助けられてます」「1回押したことあるけど、マジで踊りだすように滑ってビックリした」「スタックした際、ECSをOFFにしたらすんなり脱出できました」など、実際にスイッチを押したことあるユーザーの体験談も寄せられていました。
ほかにも「初耳です」「分からないマークがあったらまずは説明書読みましょう」「こんな重要な機能があるなんて知らなかった」といった声もあり、正しい使い方を普及させる必要性が改めて浮き彫りにもなっています。
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