トヨタ新型「スープラ」どうなる!? 最新スポーツハイブリッド搭載? MTもアリ? “生産終了“宣言の「2ドアクーペ」のミライとは

TOYOTA GAZOO Racingは2024年11月28日、現行型「スープラ(GRスープラ)」の生産を終了すると発表しました。次期スープラはどうなるのか、予想しました。

次期「スープラ」はBEV? それとも「スポーツハイブリッド」になる!?

 2024年11月28日、TOYOTA GAZOO Racing(トヨタガズーレーシング:TGR)はスポーツカー「スープラ(GRスープラ)」の特別仕様車「A90 Final Edition(A90ファイナルエディション)」を発表するとともに、現行モデルの生産を終えることを明らかにしました。
 
 果たして6代目となる次期スープラはどうなるのでしょうか。

次期「スープラ」どうなる!? 画像は「JMS2023」に出展されたトヨタのスポーツカーコンセプト「FT-Se」
次期「スープラ」どうなる!? 画像は「JMS2023」に出展されたトヨタのスポーツカーコンセプト「FT-Se」

 衝撃のニュースとなったスープラ生産終了の知らせですが、一方で次期型に関するウワサも聞こえ始めています。

 いくつかの情報があるようですが、ひとつはスポーツBEV(バッテリーEV:電気自動車)になるシナリオ、もうひとつがガソリン+モーターのスポーツハイブリッドになるシナリオです。

 次期スープラがBEVになるシナリオは、2023年10月に行われた「ジャパンモビリティショー2023(JMS2023)」に出展された、スポーツカータイプのBEVコンセプト「FT-Se」がベースとなる道です。

 トヨタによるとFT-Seは「TOYOTA GAZOO Racingが取り組む、モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりの思想のもと、カーボンニュートラル時代におけるスポーツカーの選択肢のひとつとして提案する、高性能スポーツBEVモデル」とのこと。

 ボディサイズは、長さは現行スープラと同じで、全幅は30mm広く、全高は75mmも低く、前後に高出力モーターを搭載した4WDです。

 小型化された電動パワートレインによって、前後のオーバーハングが短く、GRスープラよりも190mmものロングホイールベース化を実現。

 BEVによる低重心の効果も合わさり、運動性能や高速走行時の直進安定性は、飛躍的に向上するはずです。

 ただし、これまで後輪駆動にこだわってきたスープラが4WDになることは考えにくいものがあります。

「スポーツカー=絶対的な速さ」と見る人も多くいますが、「スポーツカー=運転を楽しむロマンがある」という考え方もあります。

 スープラはどちらかというと後者に近く、速さのためにBEVを取るとは考えにくいものです。

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