「洗車してたらドアが勝手に開いて車内がびしょ濡れになりました…どうしたら良いのですか」 なぜ「スライドドア」が勝手に開いた? 意外とある「洗車機で水浸し」 開く理由と対策は?

ドアが開かないように対策できることは?

 このような大事にならないために、事前に対策できる方法はあるのでしょうか。

 たとえば、トヨタ「ノア」の説明書によると、ハンズフリーパワースライドドアは、電子キーが作動範囲内にあるとき、洗車や大雨でロッカーモールに水がかかると誤作動する恐れがあるようです。

 そのため、誤作動を防ぐためには、電子キーを作動範囲外にするか、キックセンサーをオフにすることが推奨されています。

 ノアを含め、スライドドアやトランクのドアに電動機能がついているクルマの多くは、ハンドルの周辺にスイッチがあります。洗車前にスイッチの位置を確認し、機能を切るようにしましょう。

 スマートキーの電波を察知して作動してしまうパターンもあるため、スマートキーの設定を節電モードなどにすることも効果的です。

「せっかく洗車をしに行ったのに水浸しになってしまった」ということがないように、ドアはしっかり施錠しましょう。

スライドドア車は事前にスイッチをオフに!
スライドドア車は事前にスイッチをオフに!

 それでは、自動ドアが開かないように設定したつもりでも、万が一ドアが開いてしまった場合、どのように対処するべきなのでしょうか。

 もし洗車機の近くにスタッフがいて、ドアが開いてしまった状況を伝えられるのであれば、緊急停止をしてもらいましょう。

 車内が水浸しになってしまった場合は、シートの乾燥などを自分で対処するとさらなる被害が起きる可能性があるので、専門のクリーニング業者に行ってもらうことも大切です。

 また、手洗いで洗車する場合でも、水圧によってセンサーが誤作動してしまうこともあるので、クルマを洗うときは電動ドアのスイッチはオフするように心がけるといいかもしれません。

※ ※ ※

 せっかく愛車を綺麗にしに行っているのに、逆に愛車を傷つけることがないように、洗車時はスイッチやセンサーにも気を配りましょう。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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