「横で積む」それとも「縦に置く」? 知らないドライバーも多数! 外した「夏タイヤ」の「正しい積み方」正解はどっち!?
ホイール付きなら「横」…でもタイヤ単体の場合は「縦」!?
これらの保管方法は、大手タイヤメーカーでも共通の見解となっていいました。
ブリヂストンでは、空気圧を通常の半分程度に調整したうえで、ホイールを付けたまま省スペースで安定感がある「横積み(平積み)」で保管することを推奨しています。
その理由について、タイヤのゴムやコードの緊張状態を和らげるためだとしています。
トーヨータイヤ、ダンロップ、横浜ゴム、ミシュランなども同様の見解を示しています。
なおタイヤ単体を縦積みで保管する場合は、トレッドの1か所に荷重がかかって変形してしまわないよう、たまに向きを変えることを推奨しています。
またタイヤは、直射日光や雨、水、油類、ストーブ等の熱によって劣化が早まる可能性があり、こうした状況をできる限り避けて保管することも大切だと各社は伝えています。
できれば涼しい屋内で保管するのが理想ですが、やむを得ず屋外に置く場合でもタイヤカバーなどを掛け直射日光を避け、地面に直置きとならないよう、下にスノコ板を置くなどしてかさ上げするのが良いそうです。
※ ※ ※
タイヤを保管する前には、まずタイヤをきれいに洗いましょう。重ねた面が変質する可能性があるため、タイヤワックスなどは不要です。
水分がなくなるまで乾燥させ、トレッド面に刺さった石などの異物はできるだけ取り除き、バルブにはバルブキャップを取付けるなども合わせて行いたいところ。万が一穴が開いていたら、すぐにお店に見てもらいましょう。
次に使うときまで良い状態でタイヤを維持するため、これらの内容を怠らないようにしましょう。
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