6速MT搭載の日産「悪魔の“Z”」実車初公開! 旧車デザインで「伝説のブルー」採用! 直6L搭載した「ワイドなデビル240Z」 ENEOSなぜ展示? 米で披露
悪魔のZは見た目も中身も凄すぎた… まさに悪魔!? どんなスペックなのか?
外装色はフェアレディZの純正色ではなく、鮮やかで深みのあるポルシェの「サンマリノ・ブルー・メタリック」で仕上げました。
ホイールにはワークマイスターM1を選択、フロント17インチ x 11.5J、リア18インチ x 13Jという驚異的なサイズのものをトーヨータイヤのPROXES R888Rと組み合わせて履いています。
ホイールの奥には前後ともに特注の4-potキャリパーと直径340 mmのカーボンセラミック製ローターが姿を覗かせており、足元に彩りを加えています。
肝心の心臓部にはL28型2.8リッター直列6気筒エンジンを搭載しますが、87 mmのフラットトップピストンを用いて3リッターまでボアアップしている仕様です。
これ以外にもギャレット製G35-900ターボチャージャー、HKS製ブローオフバルブ、ターボスマート製WG45ウエストゲート、プロ・チューナーZ製ターボマニフォールドといったチューニングを施しています。
燃料系統にはエタノールを85%混合させた「フレックス燃料」や、亜酸化窒素を噴射する「NOS」も採用し、これらすべてをハルテックのECUで制御させています。
トランスミッションはインフィニティ「G37(V36型スカイライン)」の6速MTを軽量クラッチやフライホイール、そしてフォード製トルセンLSDと組み合わせています。

内装では左右2脚ともにレカロGTとサベルトの4点式ハーネスが目立ちます。
シートやドアトリムはブラックとレッドのツートン仕様に仕上げられており、まさに「悪魔」をイメージしているとのこと。
これ以外にも、シフトノブやオイルフィラーキャップ、エンブレムには西洋における悪魔が持っているとされる農具「ピッチフォーク」をかたどったロゴがあしらわれています。
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エネオスはこの初代Z以外に著名ドリフト選手がレストアしてカスタムした初代セリカ。
屋外ブースでは3.3リッターまでボアアップした1995年型トヨタ スープラ、フォルクスワーゲンの2.8リッター VR6エンジンを換装した1960年型ルノー ドーフィンなど、多彩なカスタムカーを展示しています。
Writer: 自動車ライター加藤博人
下関生まれ、横浜在住。2017年に初めて訪中した際に中国車の面白さに感動、情報を集めるうちに自ら発信するようになる。現在は慶應義塾大学環境情報学部にて学ぶかたわら、雑誌やウェブへの寄稿のみならず、同人誌「中国自動車ガイドブック」も年2回ほど頒布する。愛車は98年式トヨタ カレン、86年式トヨタ カリーナED、そして並行輸入の13年式MG6 GT。




















































