今や絶滅危惧種「完全分断国道」新潟県で進む「謎のトンネル計画」とは!? 事業化から半世紀 国道352号「萱峠バイパス」は結局どうなっているのか
新潟県長岡市に、完全にブツ切れたまま半世紀以上も経過している国道があります。事業はいったいどうなっているのでしょうか。
全く通り抜け不能な「分断国道」の現在
新潟県長岡市に、完全にブツ切れたまま半世紀以上も経過している国道があります。
中心街と旧山古志村をつなぐ国道352号の「萱峠」区間ですが、ここが開通まであとわずかという状況まで達しているようです。
いったいどんなルートで、どこまで工事が進んでいるのでしょうか。
国道352号はこのエリアで、魚沼市~長岡市の「道路空白地帯」を受け持つ存在です。
小出まで出れば国道17号や関越道がありますが、その北側にある旧広神村や旧山古志村にとっては、長岡市街へ出るには一苦労でした。
そこで長岡市中心部まで直結するのが国道352号ですが、途中の萱峠に阻まれ、全く通行ができません。長岡までの実質的な道路は、南側の県道23号(柏崎高浜堀之内線)だけです。
しかし、萱峠に道路をつなげる計画は、確かに存在し、今も動き続けています。1980年に事業化した「萱峠バイパス」です。
萱峠バイパスは全長11kmで、萱峠から谷筋にそって花立峠を回り込み、長岡市内に出ると想定されています。
すでに半世紀が経とうとしていますが、新潟県議会でもほぼ言及は皆無で、事業パンフレットすらなく、実際に事業が進んでいるかすらわからない「幻の道路計画」として知られています。現地を訪問した人からは10年以上前から「トンネルは完成しているようだ」という情報が出ているのみです。実際どうなのでしょうか。
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