日産が新型「高級SUV」公開! 「エルグラ顔」&「斬新シフト」で超カッコイイ! 新型「ムラーノ」10年ぶり「日本復活」に期待大!

新型ムラーノの日本市場発売はあるのか

 初代ムラーノは、2002年に北米市場で発売されると世界中から高く評価され各国から販売要請が相次ぎ、最終的には80カ国で販売されたという大人気モデルでした。

 日本市場では2004年に導入され、毎年1万台以上を販売するヒットモデルとなりました。ヒットした最大の理由は、近未来的でアバンギャルドなデザインにあるといって良いでしょう。

「モダンでミニマル、そしてエレガント」を目指したという新型ムラーノの内装
「モダンでミニマル、そしてエレガント」を目指したという新型ムラーノの内装

 2008年にフルモデルチェンジされて2代目となったムラーノは、先代の成功から世界170カ国で販売されるグローバルモデルとして開発されました。

 ただ日本市場では先代ほどの人気は獲得できず、2015年に販売終了となりました。

 2014年に北米市場で3代目にフルモデルチェンジが実施されましたが、日本市場への導入はありませんでした。

 2代目の販売実績が影響したと言うより、3代目のボディサイズが全長4890mm×全幅1920mm×全高1690mmという、日本の道路事情には合わないラージSUVとなったからでしょう。

 新型(4代目)ムラーノのボディサイズは、全長4900mm×全幅1980mm×全高1725mmと、3代目よりもさらに大きくなりました。

 これに近しいサイズの国産車は、トヨタ「ランドクルーザー 300」の全長4950mm×全幅1980mm×全高1870-1920mm、同「クラウン クロスオーバー」の全長4930mm×全幅1840mm×全高1540mmとなっています。

 日本の道路事情では全幅1850mmを超えると厳しくなり、購入者が大きく減少するとされています。

 クラウン クロスオーバーが全幅1850mmを10mm切っているのは、その事情が考慮されたからでしょう。

 とはいえ、日産のラインナップではラージサイズSUVがありません。

 フラッグシップSUVはEVのアリアで、もしムラーノが日本市場導入となったらフラッグシップモデルとなります。

 かっこいいラグジュアリーSUVを、日産のラインナップに加えて欲しいという声は少なくありません。

 2024年9月に発表されたフルサイズSUV「アルマーダ/パトロール」も日本で大きな反響がありました。

※ ※ ※

 新型ムラーノが日本市場で販売されるとすれば、エクストレイルと同じように独自のハイブリッド「e-POWER」の設定が必須となるでしょう。

 米国でもいまや都市部を中心にハイブリッドは必須となりつつあるため、いずれ追加されるとみて良いでしょう。

 今後日本導入がおこなわれるかどうかは、全幅約2mが国内でも受け入れられるかどうか、あるいは独自に幅を狭くしたモデルを開発するかどうかにかかっているのではないでしょうか。

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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