トヨタ「アルファード」が100万円以下で買える!? 安い個体は何に注意? 低年式モデル「購入ポイント」プロに聞いてみた
中古車価格100万円以下のアルファードはどんな状態?
現在、100万円以下の値札が付けられている中古のアルファードは2011年以前に登録された個体であり、なかでも2代目前期型がほとんどを占めています。
もちろん100万円以下で購入できるのは安価なグレードであるうえ、走行距離も10万km前後と過走行気味です。搭載されるエンジンは直列4気筒エンジンとV型6気筒エンジンのうち、初代/2代目ともに直4の2.4Lエンジンの個体がほとんどとなります。
こうした安いアルファードは実用に耐えるのか、中古販売店に100万円以下のアルファードを購入するメリットとデメリットをたずねてみました。
アルファードを多く取り扱っている中古車販売店の営業担当者は次のように話します。
「アルファードのように大きなミニバンは少ないこともあって、100万円以下の車両についても多くの問い合わせを頂いております。
安く便利なため、仕事などに使って乗り潰し、再び同じ型への乗り換えを繰り替えすお客様も多くいらっしゃいます。
ただし、2.4Lエンジンを搭載した車両のなかには走行中のエンジンオイル消費が激しい個体があり、頻繁なオイルチェックが求められます。
トヨタはエンジンの無償対策修理を実施していましたが、対応期間はすでに終了しているためアフター保証は必須といえるでしょう。
また、2代目アルファード/ヴェルファイアはステアリングコラムが弱い傾向がある点にも注意が必要です」
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中古で安価に購入できる初代および2代目のアルファードですが、購入には注意が必要のようです。
とくに2.4L直列4気筒の2AZ-FE搭載車は、一般的なクルマよりも短いサイクルでの定期的なオイルチェックが必須となるため、誰にでもおすすめできるクルマとは言えません。乗用車として使うならV型6気筒エンジン搭載車のほうが安心でしょう。
いずれの場合でも、詳細な整備記録簿が付属したクルマならより安心感は高くなります。
しかしメーカーの無償修理期間が終了しているため、購入するなら保証が充実した中古車販売店を選ぶのが吉と言えそうです。
アルファードのガソリン2.4リッターは買うべきではない