ホントに“国道”!? めちゃハードで「走行困難」な道も? “過酷”すぎる「日本三大“酷道”」とは
誰が呼んだか「日本三大酷道」!
このような特徴を持つ国道のなかでも、酷道マニアの間で「日本三大酷道」と呼ばれている路線があります。
●「ヨサク」の愛称で知られる「国道439号」
酷道ファンの間では「ヨサク」と呼ばれる国道439号。
徳島県徳島市から高知県四万十市を結ぶ総延長346.3kmの国道で、四国山間部を横断するようなルートを辿ります。
徳島県内では「大歩危(おおぼけ)」「祖谷(いや)」といった歴史のある観光地や、リアルな「かかし」が沿道に多数出現する集落を走行するなど、酷道区間以外ではドライブを楽しめます。
ただ大部分は離合困難な山道が続いています。
●世界遺産エリアを走る「国道425号」
通称「シニゴー」と呼ばれる、三重県尾鷲市から和歌山県御坊市を結ぶ総延長186kmの国道425号。
紀伊半島沿岸を通る国道42号をショートカットするようなルートですが、走行時間は42号のほうがかなり速くなります。
山間部は、世界遺産となっている熊野古道のエリアの一部を走行します。
延長は日本三大酷道で最も短いですが、酷道と呼ばれる区間は最も過酷で死亡事故が多発し、運転熟練者でも注意が必要な道となっています。
●落ちたら「大変なこと」に!? 「国道418号」
国道418号は福井県大野市から長野県飯田市を結ぶ総延長267.2kmの道です。
富山県と岐阜県の県境に位置する温見峠付近は、洗い越しが数カ所現存し、ガードレールのない断崖絶壁の狭い道があり「落ちたら死ぬ」の看板(現在は撤去)で有名になり「キングオブ国道」の俗称で呼ばれるようになりました。
また、岐阜県八百津町から恵那市の区間は、新丸山ダム建設で水没する予定。国道指定されていながらも、現在は廃道となっており、かわりに「丸山バイパス」が建設されています。
福井県側では国道476号、157号などと重複し、岐阜県内では国道41号、363号などと重複、バイパスも随所に開通するなど整備が進み、日本三大酷道では最も走りやすい道になりました。
記事のR425に「和歌山県尾鷲市」とありますが、「三重県尾鷲市」です。
この度はご指摘ありがとうございます。修正しました。