三菱のスゴい「超レトロ風モデル」! 斬新「丸目ライト×大型グリル」採用した“本格SUV”に注目! 伝統の「パジェロ」に登場した“クラシック仕様”とは!

三菱の本格SUV「パジェロ」には、クラシカルな外観を採用した「個性的な派生モデル」が存在しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。

三菱が作った「超レトロ風モデル」!

 三菱の伝統的な本格SUVの「パジェロ」には、かつてクラシカルな外観を採用した「個性的な派生車種」が存在しました。
 
 一見しただけではとてもパジェロには見えないこのクルマ、一体どのようなモデルだったのでしょうか。

三菱が作った「超レトロ風モデル」!
三菱が作った「超レトロ風モデル」!

 そのモデルとは「フライングパグ」。パジェロシリーズのコンパクトモデルにあたる「パジェロジュニア」をベースに開発された一台でした。

 パジェロジュニアは、パジェロシリーズの末弟にあたる軽規格の「パジェロミニ」のひとつ上のモデルとして、1995年にデビュー。

 同車はパジェロミニをベースとしつつ、搭載するパワーユニットを最高出力80馬力の1.1リッターエンジンに変更することで、コンパクトな車体ゆえの取り回しの良さと力強い走りを兼ね備えたモデルでした。

 1997年、そんなパジェロジュニアに派生モデルとしてフライングパグが登場します。

 フライングパグは、当時の三菱の販売チャンネルだった「カープラザ店」の20周年記念限定モデルとして開発され、わずか1000台限定で販売。

 その特徴は先述のように、外観をレトロ風味に仕上げている点にあり、丸目のヘッドライトに縦長のグリルを配したフロントマスクは、まるで欧州のクラシックカーを彷彿とさせるデザイン。

 くわえてシルバーメッキのバンパーがあしらわれたほか、フェンダーも大きく張り出しており、そこにはベースとなったパジェロジュニアの面影がほとんどありませんでした。

 このように特別モデルならではのエクステリアに仕上げられたフライングパグですが、インテリアも高品質な雰囲気にこだわっています。

 内装パネルは、クラシカルな外観に合わせた木目調タイプを採用。また、プロテインレザーを採用したシートをはじめ、室内の雰囲気は上質なブラックで統一されていました。

 またパワーユニットやサスペンションなど、基本的な構造はパジェロジュニアと共通となっており、1.1リッターエンジンに5速MTおよび3速ATを組み合わせて四輪を駆動します。

 当時の車両価格(消費税抜)は、5速MTが175万円、3速ATが185万円でした。

※ ※ ※

 このように、外観・内装ともに細部までクラシックに仕上げられたフライングパグ。

 こだわりのカスタムが施されているにも関わらず手ごろな価格だったため、限定の1000台はすぐに完売となりました。

 その後、パジェロジュニア自体が2000年で販売を終了したため、フライングパグは再販されることはなく、現在では残存台数の少ない貴重なモデルとなっています。

【画像】「すげぇぇぇぇ!」これが三菱の本気「超レトロ風モデル」です!(25枚)

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2件のコメント

  1. 四駆でレトロ、と来たら「くろがね四起」と来るだろう。
    しかも、三菱と来たら「PX-33」と成るはず。
    素人のコラムならいざしらず、
    「くるまの」ライターでこのワードが出て来ないのは
    どうなんだろうと思ってしまうのは自分だけかな。

    • 車関連のライターじゃ無いんだろう。
      馬力の話が出たのに「2CV」が出て来ないんだから。
      何をか言わんや、だな。

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