“ピカッと光る”「オービス」事前に知る方法は? 「予告看板」ない場合もアリってマジ!? 様々な「速度取締り」把握手段とは
見逃せない「予告看板」に記載される文言とは
固定式オービスについては、その設置場所の手前に「速度自動取締路線」などと書かれた「予告看板」が設置されています。
予告看板は、高速道路で2kmおよび1km、500m手前、一般道では1kmおよび500m手前に設置されていることが多いようです。
予告看板は青地に白文字で書かれているものが最も多く、地域によっては黄色地に黒文字、白字に黒字というパターンも存在します。
半固定式オービスは、可搬式の自動速度取締機を一定期間設置(その期間はさまざま)するもので、移動式では設置期間が1日以内、場合によっては数時間となる神出鬼没の無人速度取締を行うものです。
いずれも、取締機の手前に警告看板が出されていることが多いようです。
ただ、オービスの手前に必ず予告看板を出さないといけない、という法律やルールは存在しません。
予告看板がなぜ存在するのかについて、肖像権やプライバシー権侵害とならないようにするため、という話がありますが、当局の正式コメントではないようです。
事実、警告看板が設置されていない移動式オービスの目撃情報はSNS上で散見されています。
また、2017年8月19日付の新聞「愛三時報」では「愛知県警が予告看板を設置せずに速度取締を行う」旨を報じていました。
さらに、移動式オービスの予告看板は小さく目立たないものが多いようです。
筆者(佐藤 亨)は、国道16号で相模原市内を走行中、50cm四方ほどのタペストリーのような予告“看板”とは言い難い、文字がかすれて見にくい表示が、歩道橋の欄干にぶら下げられているのを目撃したことがあります。
いずれにせよ予告看板をみかけたときには、あらためて制限速度で走行しているかどうかを確認すると良いでしょう。