キャンピングカーの製造・販売を行うホワイトハウスキャンパー（愛知県東郷町）は、パシフィコ横浜（横浜市西区）で2024年9月14日から15日まで開催された「横浜キャンピングカーショー 2024」に、ホンダ「ステップワゴン」のキャンピングカー「DECK ONE」を出展しました。
　
　身近なミニバンをベースにした車中泊モデルに対し、SNSなどに多くの声が集まっています。

　ホワイトハウスキャンパーは、1988年にキャンピングカーのビルダーとして設立。トヨタ「ハイエース」をはじめ、「ノア／ヴォクシー」、ホンダ「N-BOX」「N-VAN」など、幅広いニーズに対応したさまざまなキャンピングカーを展開しています。

　そんなラインナップのなかでも長く人気を維持しているのが、ミドルクラスミニバンのステップワゴンをベースとしたキャンパー仕様「DECK ONE（デッキワン）」です。

　現在販売されているモデルは、2022年5月にモデルチェンジした最新の6代目がベースとなっています。

　ルーフにはポップアップルーフを備え、展開すると全高は2045-2055mmとなります。

　ホワイトハウスキャンパーオリジナルのポップアップルーフは、ガスダンパーにより簡単な操作で上下させることが可能で、ルーフベッドのサイズは、長さ2350mm×幅1060mm×高さ1060mmと、大人2名が就寝可能。

　フルフラットにできる客室部（ベッドサイズ：1800mm×1200mm）とあわせ、最大で大人4名が寝ることができます。

　DECK ONEは、通常の「POP」をはじめ、「HOT Package」「WEEKENDER」「JOY」の4種類がラインナップ。

　なかでもWEEKENDERグレードでは、フロント回転シート（運転席＆助手席）、セカンドベンチシート（フラットベッド）3人用、簡易フラットクッションサードシートなどが標準装備されます。

　さらにJOYグレードを選ぶと、室内ギャレー（シンク＆フォーセット）、電子レンジ、冷蔵庫18L、給排水タンクなど、レジャーを本格的に楽しめる機能が備わるなど、用途に応じた選択ができるのもDECK ONEの魅力といえます。

　ベース車はガソリン（2WD／4WD）、ハイブリッド（2WD）から選択可能で、価格（消費税込）は標準ルーフ仕様が382万9100円から、ポップアップルーフ仕様は428万100円から用意されます。

※　※　※

　そんなにDECK ONEに対し、SNSなどではさまざまな反響が寄せられています。

　多かったのは「気になる」「屋根が広がるだけでめちゃ楽しそう」などと興味を示す声でした。

　またキャンピングカーのベース車としては珍しい車種選択についても「（一般的にキャンピングカーのベース車として起用される）ハイエースだといかにも商用車って感じ」「パッと見は普通のクルマなのがイイ」など、おおむね好評なようです。

　横浜キャンピングカーショー 2024の会場担当者も「普段は通常のステップワゴンとして違和感なく使える点も推しポイントです」と話しており、今後市場が広がる可能性を秘めたカテゴリーとなりそうです。