スズキ「スライドドア軽ワゴン」“高級車並み”の「豪華リアシート」に反響あり! 「スペーシア」に初採用の快適&斬新すぎるアイテムとは?
スズキ「スペーシアギア」がフルモデルチェンジし、3つの「スペーシア」が出そろいました。そんなスペーシアシリーズでは高級車に備わるようなアイテムが初採用されたのですが、どのような反響があったのでしょうか。
軽のリアシートに「オットマン」初採用!
1700mm以上の高い全高とスライドドアを組み合わせた「軽スーパーハイトワゴン」が人気となるなか、スズキは「スペーシア/スペーシアカスタム」を2023年11月にフルモデルチェンジして発売しました。
そして、2024年9月にSUVテイストの「スペーシアギア」が発売され、3つのスタイルが出そろいました。
なかでも、約6年ぶりの全面刷新で登場した新型スペーシアギアは、「アウトドアライフに欠かせないアクティブ軽ハイトワゴン」をコンセプトに開発。
先行発売されたスペーシア/スペーシアカスタムに搭載された使い勝手の良い装備はもちろんのこと、アウトドア仕様の専用デザイン・装備を採用しています。
新型スペーシアギアの外観は、丸目のLEDヘッドランプとヘッドランプガーニッシュに加え、メッキブロックのフロントグリルなど、スズキの軽SUV「ジムニー」などと共通するモチーフを盛り込み、武骨とかわいさをミックスさせました。
さらに、フロント/リアのスキッドプレートや複数の多角形ブロックを結合したような模様のサイドアンダーガーニッシュ、プラスのネジをモチーフとしたアルミホイール、ルーフレールなど、SUVらしいアイテムに遊び心を加えました。
内装の基本デザインはスペーシアシリーズで共通ですが、そのうえで新型スペーシアギアではシート表皮に山の稜線や歯車、タイヤ跡などをイメージしたパターンを施し、アウトドアの雰囲気が感じられます。
また、ビッグオープントレーガーニッシュやインパネボックスなどにカーキグリーン色とすることで、ツールボックスのような丈夫さを表現しました。
新型スペーシアギアのパワートレインは、660ccの自然吸気エンジンまたはターボエンジンにマイルドハイブリッドシステムを組み合わせて搭載。トランスミッションはCVTとし、駆動方式は2WDと4WDが設定されます。
安全装備として、「デュアルセンサーブレーキサポートII」を標準装備。安心・安全で快適な運転をサポートします。
新型スペーシアギアのみならず、スペーシアシリーズでは後席の快適性や実用性も考え抜かれており、なかでも後席に設定された「マルチユースフラップ」に注目が集まっています。
マルチユースフラップは、飛行機の羽に設けられた可動翼片(フラップ)のようなパーツの位置や角度を調整することで、3つのモードへと展開できる斬新な仕掛けです。
荷物の落下防止をサポートする「荷物ストッパーモード」、走行中の姿勢安定をサポートする「レッグサポートモード」、リラックスできる「オットマンモード」といったモードを設けられており、必要に応じて使い分けることができます。
とくにオットマンは、高級ミニバンなどに装備される上級のアイテムとなっていて、軽自動車に装着されるのは珍しいアイテム。スズキの軽として初めてスペーシアに装着したといいます。
とはいえ、新型スペーシアギアのオットマンは高級ミニバンのように電動で展開・格納するものではなく、手で引き出して使います。
複雑な機構を使わなくても快適にくつろぐことができ、軽・小型車を得意とするスズキならではのアイデア装備だといえるでしょう。
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そんなスペーシアのマルチユースフラップについて、SNS上では「スペーシアのオットマンが魅力的」「オットマンついてて快適すぎる」など評価する書き込みが見られます。
「オットマンついてる軽なんて他にある!?」「スペーシアに初めてオットマンを搭載し、さらには荷物置きにも使えるというアイディアには目を見張るものがあります」など、その画期的な装備に驚く人もいました。
ほかにも「買い物カゴ置いてみたけど確かに滑り落ちなくなる」「荷物ストッパーはかなり良い」など、荷物ストッパーモードが便利というコメントも寄せられています。
ずっと軽自家用車を乗り継いで買い換え。三菱の◯◯ミニ、ダイハツの◯ントファンクロス、スズキのスペーシアギアを試乗しました。
各社個性的なユニット(特色)を打ち出して悩むところです。ギアのオットマンは体格により使いづらいかも知れません。ミニの座席座面は他社より10㌢くらい高く視界は良いと思います。走りの安定感、ハンドリング、加速、空調の効き具合はファンクロスに軍配があがりました。あくまで個人の感想ですが。