高槻~堺を直結!? 大阪の新たな南北軸「豊里矢田線」が工事進行中 “陸の孤島”京橋駅も超便利に!? 開通を阻む「最大の難関」とは
「全線4車線化」まだまだ先? 南側で進む改良事業
【疎開道路(生野工区)】事業中
森之宮から南へまっすぐ全通している「疎開道路」ですが、玉造から国道25号(林寺)までは2車線道路です。これを4車線化するのが、都市計画道路「豊里矢田線」の最終形です。
そのうち、南端の国道25号から北へ490mが「生野工区」として、2018年に事業化されたばかりです。なお、ほかの区間は先述の“10年計画”にリストアップすらされていません。
ここは老朽家屋が密集したエリアの防災対策として「生野区南部地区整備事業」が進められているため、事業化の白羽の矢が立ったわけです。東側からは「生野橋通」の拡幅整備が進行中で、用地取得はほぼ完了に近いですが、なかなか完成できず現在に至ります。
【長居公園東筋(北田辺工区)】事業中
国道25号から南側も、都市計画幅でしっかり整備されていると見せかけて、実はまだ「暫定2車線」のままです。片側1車線ずつが簡易ガードレールで封鎖され、4車線通行ができない状態にしてあるのです。
これは電線共同溝の工事など複数の不測の事態によるもので、2020年の暫定開通以来、本開通は遅れに遅れています。「大阪市道路整備中期計画」によると、今年3月末の時点で北田辺工区は「2025年度に完了」とされているため、4車線の交通開放はもう間もなくと言ったところでしょう。
松虫通から南側は、堺市内まで、4車線で開通済みです。
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