旧型「プリウス」が“今”「超お買い得」!? 大人気だった「30系」が“狙い目”な理由とは? 古い“ハイブリッド”は大丈夫なのか
30系プリウスが「狙い目な理由」とは
このように30系と40系の相場価格を比較すると、30系の「爆安底値」感がよくわかります。
価格のほか、パワートレインや装備面でも「お買い得」と言えます。
パワートレインは、20系のシステムの9割以上を刷新した新開発のハイブリッド「THS II」が採用され、エンジン排気量は1.5リッターから1.8リッターへ拡大。
自動車税は高くなるものの、20系より大幅に向上した2.4リッター車相当の動力性能(エンジン最高出力99PS・モーター最高出力82PS)と燃費性能をもっており、満足感は高いと言えます。
カタログ燃費は、当時世界トップクラスの38km/L(10・15モード燃費)を記録しています。
安全装備は、現在の基準からすると性能、機能は乏しくなるのは仕方ありませんが、30系でも衝突被害軽減ブレーキ「プリクラッシュセーフティシステム」「レーダークルーズコントロールシステム」が一部グレードに採用されています。
そのほかの装備面においても、現代のクルマで付いているものはひと通り付いており、不自由はしないでしょう。
グレード構成は、ベースグレード「L」から順に「S」「G」と用意され、SとGには17インチアルミホイールなど装備を充実させた「ツーリングセレクション」が設定されています。
中古車市場では、中間グレードS系が過半数を占めており、Lは少数派という状況です。最上級グレードG系は、6、7台中1台くらいの割合であり、中には掘り出し物かと思われる手頃な値段の良タマがあったりします。
100万円を切った中古車ではグレード差による相場もほとんど変わらないので、GやGツーリングセレクションを狙うと満足度も高いでしょう。
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30系プリウスで気になるのは、ハイブリッドシステムの要である駆動用バッテリーです。
プリウスのバッテリーの寿命は、一般に15万kmから20万mとされていますが、1台1台それぞれの走行条件も異なるため、個体差が大きく出ます。
トヨタでは5年・走行10万km以下でバッテリーが寿命を迎えた場合、無償で交換する保証がありました。
したがって30系プリウス、特に走行距離10万キロを超える個体を選ぶときは、整備記録簿でバッテリー交換履歴を確認するのがベターです。
10万km以上走行していてもバッテリー交換がされてない個体は、注意が必要となるでしょう。
とはいえ、30系プリウスは新車当時タクシーにも広く使用され、搭載されるニッケル水素バッテリーの信頼性の高さはお墨付きといえます。
交換用バッテリーについても、新品以外にリビルド品(中古品を再生させたもの)が流通しているので、不安な場合は販売店などに相談してみると良いでしょう。
いずれにしても、価格が安く燃費も良い30系プリウスは、「爆安底値」の今が「買い時」なのは間違いありません。
この記事では、バッテリーの劣化具合を調べる事が全く書かれていないので、
プリウス中古車を買うのは、分の悪い賭けになる。中古業者だって走行距離で判断するしかない。
しかし、調べて見ると、こんなコメントを発見。↓
「バッテリーの劣化状態を管理するための
専用の値があることを知りました。
「Δ(デルタ)SOC」というものです。
物理学等でデルタは「差」を表しますので、
バッテリーセルの「容量差(バラツキ)ということらしいです。
算出するための詳細データが整備マニュアルをみても不明なのですが、
バッテリーの劣化が進むとここの値が大きくなるそうですので、
「状態が良い=0%」となります。
条件はREADY+エンジン停止+電気負荷無しだそうです。
ネットで調べた限りでは30%とか35%ぐらいからハイブリッドシステムの警告灯が付くとかなんとか…
20%ぐらいまでならまだなんとか大丈夫だとか…」