え!? 違反金をPayPayで「払える」って本当? 免許更新もキャッシュレス化進む!? 埼玉では現金不可に…なぜ? ポイント付与もある驚きの支払い方法とは
キャッシュレス決済可能な手数料21種類? さらに違反金をPayPayで払える? ほんと?
手数料の支払いが原則キャッシュレス決済に限定されていることに関して、埼玉県警のホームページでは、あらかじめキャッシュレス決済手段を用意するよう呼びかけた上で、次のように説明しています。
「窓口でキャッシュレス決済の対応が難しい方については、コンビニエンスストアや金融機関等で、現金でお支払いいただくことも可能ですが、県民の皆様の時間や手間を要してしまうため、事前にキャッシュレス決済手段を御用意ください」
つまりコンビニや金融機関での振り込みであれば現金が使えるものの、キャッシュレス決済と比較すると移動・手続きの時間や労力を要するといえるでしょう。
また手数料の支払いにキャッシュレス決済を利用する際の注意点として、現金とキャッシュレス決済の併用はできないこと、スマートフォンの決済アプリを利用するときに通信費がかかることが挙げられます。
加えて警察施設では電子マネーのチャージ(入金)ができないため、電子マネーを利用する際には事前に残金を確認しておくことが大切です。

そのほか警視庁においては、2024年4月から駐車違反をした際に納付を求められる「放置駐車違反金」を「PayPay請求書払い」で支払うことが可能となっています。
従来はコンビニや銀行などの窓口に納付書を持参して支払う必要がありましたが、この支払い方法の導入によりスマートフォンを使って簡単に納付手続きが完了します。
PayPay株式会社によると、兵庫県警や山口県警、千葉県警、埼玉県警においても同じ方法で放置駐車違反金を納付できます。
現在各種手数料の支払いにキャッシュレス決済を導入していない警察でも、これから順次導入されることが予想されます。
高齢者世代ではいまだキャッシュレス決済が普及していない状況にあり、高齢者に対してどのように周知するか、現金決済手段を残すかなどの点が今後課題となるかもしれません。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。























