モータースポーツで培った技術を惜しみなく投入した鍛造（たんぞう）スポーツホイールの最高峰「VOLK RACING（ボルクレーシング）」は、RAYS（レイズ）を代表するブランドとして国内外から熱視線を集めています。

　そんなボルクレーシングを代表するホイールのひとつとして「TE37」はとても高い知名度を誇っていますが、今回はコンパクトカーをメインターゲットに完全新設計で生まれた「TE37 SONIC」に追加された限定モデルの「TE37 SONIC TIME ATTACK EDITION」をご紹介します。

　一口にコンパクトカーといっても、近年の性能向上は目覚ましく、たとえ軽自動車であってもターボモデルのチューンドカーなどは90～100馬力をたたき出す車両も珍しくありません。

　またコンパクトカー自体の基本性能も向上しており、日々進化するサスペンションのメカニカルグリップは高まる一方で、コーナリングスピードはひと昔前のチューニングカーをもしのぐものとなっており、それだけにホイールに入力される値も高まり続けています。

　そこで軽量な鍛造スポーツホイールとして知られるTE37の基本デザインはそのままに、性能面における部分を全て新設計としたモデルが「TE37 SONIC」です。

　このTE37 SONICは、スポークのワイド化に加え設置部をリム側に上げることで、強度・剛性を強化し、ハイパワー化に対応する操縦安定性を確保。それにより軽量でありながらも、へこたれることのない強靭（きょうじん）なスポーツホイールというワケです。

　そんな本格派のスポーツホイールであるTE37 SONICに設定された限定モデルの「TIME ATTACK EDITION」は、「ダッシュホワイト/REDOT（WR）」と、「ブラック/REDOT（KR）」の2色のホイールカラーを設定。

　さらにリム外周部には「SONIC TIME ATTACK」のマシニング文字が施されるほか、レイズの特許技術のひとつである「REDOT」によって深紅のラインとアルミ素地のストロボラインも施され、静止しているときはもちろん、回転した際にも目を引くデザインとなっています。

　ホイールサイズは15インチと16インチが用意され、5Jから8Jのリム幅と4穴P.C.D.100という、軽自動車からコンパクトカーを中心としたラインナップになっています。

　インセットも幅広く設定されているので、ホンダ S660やスズキ アルトワークスといった軽自動車から、トヨタ ヤリス、ホンダ フィット、マツダ ロードスター（ND）といったライトウェイトコンパクトにピッタリで、現行モデルはもちろん、90年代のトヨタ スターレットやホンダ シビック、NA／NBロードスターといったモデルにもマッチするのもうれしいところ。

　16インチの一部のサイズでは「ロードスター（ND）」のブレンボブレーキ装着車に対応している点も見逃せないポイントです。

　強度や剛性、軽さもさることながら、ひと目で「TE37」シリーズだとわかる「TE37 SONIC TIME ATTACK EDITION」。シンプルかつ洗練されたそのデザインは、どんなスタイルのコンパクトカーにもマッチするでしょう。