日産「新型SUV」初公開! 「V8エンジン」やめて400馬力超え「V6」搭載! 超タフ仕様「PRO-4X」も良すぎる「アルマダ」米で登場

日産の米国法人は2024年9月4日に、フルモデルチェンジ版となる新型「アルマダ」を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。

デカイ!パワフル!カッコイイ!

 日産の米国法人は2024年9月4日にフルモデルチェンジ版となる新型「アルマダ2025年モデル」を発表しました。 

こんなクルマが欲しかった…!日産新型「アルマダ」
こんなクルマが欲しかった…!日産新型「アルマダ」

 このアルマダは北米市場を中心に日本国外で販売されているフルサイズSUVであり、初代モデルは2003年に登場。当初、北米市場では「パスファインダーアルマダ」と名付けられており、パスファインダー(日本名:テラノ)の流れを汲むモデルとなっていました。

 そして2016年に2代目に進化したアルマダは今回のモデルで3代目となり、パワートレインを中心に大幅な変革を遂げました。

 新型アルマダの心臓部にはそれまで搭載されていた大排気量のV型8気筒エンジンに変わって、3.5リッターの排気量を持つV型6気筒ツインターボ「VR35DDTT」型エンジンを搭載。

 このエンジンは、V型8気筒エンジン時代を大きく上回る最高出力425hp、最大トルクは約700N・mと強大なもので、同クラスの競合他車の中ではトップクラスの出力を誇っています(EV、HEVを除く)。

 ボディサイズは、全長約5323mm×全幅約2115mm×全高約1945-1981mm。

 エクステリアデザインは最新の日産車に共通する意匠を採り入れつつ、フルサイズSUVらしくワイルドで冒険的なデザインとなっており、最大で22インチという大径ホイールも相まってかなり迫力のあるスタイルを実現しました。

 また灯火類はフルLEDとすることで先進性をアピールし、オプションで全幅に渡るLEDテールランプも選ぶことができるようになっています。

 もちろんインフォテイメントシステムも近代化がなされ、SLグレード以上にはGoogleビルトインを搭載したコネクティッドシステムとなっており、12.3インチの大型デュアルスクリーンを備えます。さらに上級グレードではデュアルスクリーンが14.3インチに大型化される点は最新モデルならではと言えるでしょう。

 先進安全装備としては全グレードに日産セーフティシールド360が搭載され、運転支援システムのプロパイロットも設定。上級グレードのオプションには一部条件付きながらハンズオフ走行が可能なプロパイロット2.1も用意されています。

 グレードは「SV」、「SL」、「PRO-4X」、「Platinum」、「Platinum Reserve」の5つが用意されますが、注目はオフロード性能を高めたPRO-4Xグレード。

 このグレードではインテリジェント4WDをはじめ、電子ロック式リアデファレンシャル、アダプティブエレクトロニックエアサスペンション、275/60R20サイズのオールテレーンタイヤ、金属製アンダーボディスキッドプレートなどが標準装備。

 またフロントマスクを専用のものとすることでアプローチアングルを稼ぎ、33度という驚異的なアプローチアングルを実現しているのです。

 さらに8種類のドライブモードやヒルディセントコントロールはもちろんのこと、エンジンルーム下を仮想的に透かして見ることができるインビジブルフードビューに代表されるカメラ映像や、3D表示が可能なインテリジェントアラウンドビューモニターなどにより、ほぼあらゆる角度から障害物や危険を発見できるのもポイントです。

 今回発表となった新型アルマダは2024年末までに発売を予定しているとアナウンスされていますが、同日に中東ではアルマダの兄弟車となる新型パトロールも発表となっており、いずれかのモデルを日本に導入することを期待する声も多く上がっているようです。

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Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

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1件のコメント

  1. 日本でも新型サファリとして発売して欲しいなぁ〜。

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