高速出口「うっかり」通り過ぎたら「どうする」!? 「逆走」「急停車」ゼッタイにダメ! 意外と知らない「救済」措置とは
高速道路で「逆走」のニュースをたびたび目にしますが、その理由のひとつとして「出口を降りそびれた」というものがあります。ついうっかり出口を逃した場合、どうすれば良いのでしょうか。
次のICで事情を説明すれば「特別な対処」が可能に
高速道路を走行していて、ついうっかり降りる予定のIC(インターチェンジ)出口を過ぎてしまった、ということはありませんか。
目的地の出口を過ぎてしまったときに覚えておきたい対処法、「特別転回」について紹介します。
特別転回とは、高速道路を走行していて、降りる予定だったICで降りることができなかったとき、その先のICで申し出ることで、目的のICへと戻ることができる制度のこと。
通行料金も、当初降りる予定だったICまでの通行料金となるため、安心して利用することができます。
先日、静岡県に向かうため、横浜青葉ICから東名高速を利用した筆者(自動車ジャーナリスト 吉川賢一)は、裾野ICで降りる予定でした。
しかし考え事をしていたら、ついうっかり通り過ぎてしまいました。
次の沼津ICで引き返そうと思っていたとき、そういえば、特別転回というのがあったなと思い出し、やってみることに。
そこで、沼津ICの料金所で通常のETCレーンではなく、一般レーンに進入し、係員に「裾野で降りるつもりが通り過ぎてしまった」旨を伝えました。
すると「どちらから(高速道路に)乗りましたか」と聞かれたので「横浜青葉です」と答えると、係員さんがマイクに向かって、「○○色のセダン、ナンバー下2桁○○のクルマ、横浜青葉から乗り、裾野で降りる予定が過ぎてしまった模様、特別転回します」と、どこかへ連絡。
その後「特別転回承認」という印が押された高速道路への再流入する経路が記載された紙が渡され、口頭でも経路を詳しく教えてくれました。
このとき係員は次のように説明しました。
「ETCカードは車載器から抜いておき、転回して料金所を過ぎたあとで、ETCカードを再度入れてください」
そこでETCカードをその場で抜き、その後、案内ルートの通りに転回して沼津ICの入口料金所を通過します。
通行券もとらず、ETCカードも挿していない状態です。
その結果、無事に上り線へと流入することができ、裾野ICへと戻ることができました。
私も目的地のIC(スマ-トIC)で降りられないことがあり、次のIC迄行き、係員に状況説明したら、U-タンできる場所教えてくれた。またその時、ETCカ-ドを抜くことも教えてくれ、そのICから目的地のICに引き返した思い出があります。