まさかの“1000万円”オーバー! トヨタ「ヴェルファイア」が“新車超え”で「取引」!? 「新車」より「1年落ちの中古車」が高値で売れた理由とは
新車ではなく「1年落ち」の中古車のほうが支持される理由があった
その理由には、マレーシアへの輸出が大きく関係しています。
マレーシアでも、新車でアルファード/ヴェルファイアが販売されています。
ただ現地で販売されるグレードは一部に限られるうえ、価格もヴェルファイア(2.5リッター)が43万8000リンギット(約1440万円)、アルファード(2.4リッターターボ)が53万6845.6リンギット(約1760万円)に及びます。
そのため、欲しいグレードが手に入るうえに、はるかに安く購入できる日本の中古車は、ヴェルファイアに限らず人気があるといいます。
ただマレーシアには「初度登録から12ヵ月以上経過したクルマでなければ輸入ができない」という規制があります。
これをクリアするものでないと、日本からマレーシアへ輸出をすることはできないのです。
前述の通り、40系ヴェルファイアは2023年6月にデビューしました。
つまり2024年夏は、この規制をクリアする個体がようやく登場し始めたところにあり、いまマレーシアで大注目されているという訳です。
突如として需要が急激に高まったことで、日本のヴェルファイアの中古車相場高騰につながりました。
なお1000万円を超える落札価格となった40系ヴェルファイアは、初度登録からの経過11か月から13か月、走行距離1万キロ未満、ツインムーンルーフ/エアロパーツ付き、ボディカラーはブラックもしくはパールホワイトというスペックでした。
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ちなみにアルファードもマレーシアへ多く輸出されていますが、こちらの相場はどうなっているのでしょうか。
「マレーシアの人は派手好きな人が多いようで、ヴェルファイアのド派手なエクステリアが好まれています。
また日本のヴェルファイアには現地に設定がないパワフルなターボ仕様もあり、これらの理由でアルファードよりも需要が集中しているのです」(前出の中古車買い取り店担当者)
マレーシアは石油と天然ガス生産国であることから、燃料は潤沢で安価。そのためハイブリッド車よりもガソリン車の人気が高いといいます。
ちなみにF1で有名になったペトロナスもマレーシアの大手国営企業です。
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