まさかの“1000万円”オーバー! トヨタ「ヴェルファイア」が“新車超え”で「取引」!? 「新車」より「1年落ちの中古車」が高値で売れた理由とは
トヨタの高級ミニバン「ヴェルファイア」は現在、中古車の値動きがかなり高騰しているといいます。中古車市場ではいま、何が起きているのでしょう。
ハイブリッドより「2.4ターボ」が指名買い!?
兄弟車「アルファード」とともに高い人気を誇るトヨタの高級ミニバン「ヴェルファイア」。
その中古車相場が、ここ数か月は特に高値で推移しているといいます。いったい何が起きているのでしょうか。
2023年6月にフルモデルチェンジした現行型ヴェルファイア(3代目・40系)は、デビューするや注文が殺到し、現在は受注停止になるほどの人気ぶりとなっています。
「中古車でもいいから欲しい」と考えても、中古車サイトに出ている個体はどれも車両本体価格以上のプレミア価格となっています。
しかもここ2、3か月は、この価格高騰にさらに拍車がかかり、業者向け中古車オークションでは1000万円オーバーの取引が続出しているといいます。
ヴェルファイアの新車価格(消費税込み)は、2.4リッターガソリンターボの「Zプレミア」が655万円から674万円、ハイブリッドのZプレミアが690万円から712万円、最上級「エグゼクティブラウンジ」は870万円から892万円と、いずれも非常に高価な設定です。
このうちいま中古車市場でもっとも価格が高騰しているのは、ハイブリッドではなくガソリンターボモデルです。
業者向けオークションに精通する中古車買い取り専門店の担当者は、次のように話します。
「業者向け中古車オークションに出品される40系ヴェルファイアのうち、落札相場が特に高いのが新車登録から1年前後が経過した個体です」
冒頭で触れたように落札相場は1000万円を軽く超えるといい、新車価格が600万円台後半であることを考えれば、400万円近く利益がでてしまうという、異常な状況にあります。
「しかし、(年数の浅い)納車直後で走行距離が極めて少ない“ほぼ新車”のようなヴェルファイアのほうが、逆に落札相場は低いのです」
いったいどういうことでしょうか。
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