2024年8月23日から9月1日まで、タイ・バンコク市内で自動車販売会「バンコクインターナショナルグランドビッグモーターセール2024（以下、ビッグモーターセール2024）が開催されました。
　
　なかでもトヨタ・モーター・タイランドが展示していた「カローラクロス」にネット上に多くの反響が集まっています。

　カローラクロスは、1966年以来展開されているトヨタの「カローラ」シリーズに加わった新たなコンパクトSUVです。

　2020年にタイで初公開され、日本市場には2021年9月に登場しましたが、タイ仕様と日本仕様ではフロントグリルやバンパーのデザインが異なっています。

　同車は、4代目プリウスなどと同じくトヨタの最新プラットフォーム「TNGA GA-C」を基に開発され、車格感とユーティリティを両立した設計となっています。

　タイでは2024年2月には大規模なマイナーチェンジが実施され、エクステリアデザインが刷新されました。

　ボディサイズは全長4460mm×全幅1825mm×全高1620mmで、トヨタ「C-HR」と同程度の大きさですが、より広い室内空間と存在感のある外観が特徴です。

　フロントデザインは、ハニカム形状のグリルとシームレスにバンパーが繋がる造形が印象的で、LEDプロジェクターヘッドライトやシーケンシャルLEDウインカーが装備され、最新のレクサス「LM」や「LBX」を彷彿とさせます。

　インテリアはブラックとダークローズが設定されており、高級感と華やかさを演出。

　大型フレームレスパノラマルーフや電動サンシェードが選べるほか、インフォテインメントシステムはApple CarPlayやAndroid Autoに対応しています。

　また安全面では、トヨタの最新運転支援システム「トヨタセーフティセンス」が標準装備されています。

　パワートレインには、1.8リッターガソリンエンジンと1.8リッターハイブリッドシステムを用意。

　価格は99万9000バーツ（約423万9800円）から125万4000バーツ（約532万2000円）に設定されています。

　そんな日本とは異なるタイ仕様のカローラクロスに、ネット上では「日本版のデザインよりも明らかにナイスなデザインのクルマが、海外のほうに多い気がする」「赤い内装も相まってまさにレクサスっぽいな」「デザインはタイ仕様の方が好き」など、そのモダンな内外装が好評を得ているようです。

　また「カローラクロスの話題をよく目にしますが、日本には発売しないのかな」「タイ仕様の方が日本で売れるんじゃない？」「日本でも発売して欲しい」など、日本でもタイ仕様の販売を希望する声も。

「カローラも海外では高級車となり価格も500万円オーバーとなるのか…」「カローラが500万円とは、日本よりも100万円以上高い」など、日本市場の価格（消費税込）218万4000円から345万9000円と比較するユーザーも見られました。