400馬力超え! 日産の「“スゴい”スポーツカー」旧車デザインがめちゃカッコいい!「フェアレディZ」なぜ人気?

2022年にデビューした日産 新型「フェアレディZ」は、あまりの人気に受注停止が続いています。一体どのようなモデルなのでしょうか。

人気すぎてオーダーストップしている「フェアレディZ」

 2022年春に受注が開始した7代目となる日産「フェアレディZ」は、登場すると瞬く間に人気となり、わずか数か月後にはオーダーストップ(受注停止)となるなど、欲しい人が殺到しています。
 
 久しぶりに登場した本格スポーツカーとあって、その注目度の高さは一向に衰えません。フェアレディZの魅力はどこにあるのでしょうか。

入手困難となっている日産「フェアレディZ」(RZ34型)
入手困難となっている日産「フェアレディZ」(RZ34型)

 現行フェアレディZは2022年に“新型モデル”が発売されたのですが、実際は6代目の「Z34型」のプラットフォームを継承した「RZ34型」というビッグマイナーチェンジモデルです。

 ただし、デザインは歴代モデルを彷彿とさせるロングノーズ&ショートデッキ感を演出。ヘッドライトは、半目を開けたような上下の「この字」の灯体を採用し、より普遍的なデザインに変更になりました。

 それに合わせてボディラインもより直線的になり、初代(S130型)をオマージュしたスタイリングへと進化しています。

 そして大きく変更されたのがエンジンです。3リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、先代モデル(3.7リッターエンジン搭載)より排気量をダウンしながら最高出力は405馬力へと大幅に向上を果たしています。

 一方で、2シーター・FR(後輪駆動)という古典的なスポーツカーレイアウトは維持しており、多くのファンを惹きつけているのは間違いないところです。

 フェアレディZの魅力について、自動車販売店のオーナーN氏に聞いてみました。

「今や軽自動車が販売台数のトップを堅持し、ファミリー向けのミニバンやSUVが上位を占める日本市場ですから、実用性を犠牲にしてもハイパワーエンジンを搭載したスポーツカーは少なくなっており、そんななか登場したフェアレディZはより一層輝いて見えるのでしょう。

 最近は富裕層のあいだでスポーツカー人気が高まってきており、実用的なSUVやセダンとの複数台持ちする傾向が増えています。

 そういった方々は、日本有数のスポーツカーは価格が高くなっても乗っておきたいと考えられているようです」

 その傾向はかなり高まっているのですが、現在フェアレディZは受注停止となっており、オーダーすらできません。

 では、フェアレディZを新車で手に入れることはできないのかと言われれば、確率は低いものの不可能ではありません。それは「予約キャンセル待ち」です。

 オーダーができた人でも、数年先の納車を待ちきれないというケースも多いようで、意外に「予約キャンセル」が出ることもあるといいます。

 ただし、キャンセル待ちも抽選となっているのですが、キャンセル待ちリストに名を連ねておけば、入手できる可能性がゼロではありません。

 しかも生産前のキャンセルなので、グレードやボディカラー、トランスミッションの選択などもお好み通りに注文できるのは嬉しいポイントだといえます。

 その際は6速MTを選んでおけば、将来の下取りも間違いなく期待できるでしょう。

 現行型フェアレディZはいまもなお納車待ちが続き、数年後でも高い人気を維持していると予想されることから、今後のリセールバリューにも期待できそうです。

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