トヨタ「新型プロボックス“スポーツ”」!? まさかの「GR仕様」が超カッコイイ! タフ顔もイケてる「もはや商用車じゃない商用車」とは
ビジネスカーとして生まれた「プロボックス」ですが、近年では趣味の相棒として導入する一般ユーザーも着実に増えています。2024年に開催された東京オートサロンにもプロボックスをベースとしたカスタマイズカーが多く展示されていましたが、中でもRIDE+TECHが出展した「新型“GR”プロボックス」とも言えるハイクオリティな仕上がりの1台は注目を集めていました。
まさかの「新型“GR”プロボックス」あった!?
トヨタの新世代のビジネスカーとして2002年7月に登場した「プロボックス」は、2014年8月にフルモデルチェンジに匹敵するほどの大型改良を経て、現在でも販売されている長寿モデルとなっています。
ビジネスカーとして生まれたプロボックスではありますが、その質実剛健な作りやプレーンなスタイル、広い荷室スペースなども相まって、近年では趣味の相棒として導入する一般ユーザーも着実に増えており、多くのアフターパーツもリリースされています。
2024年に開催された東京オートサロンにもプロボックスをベースとしたカスタマイズカーが多く展示されていましたが、スズキ車のカスタムを得意とするRIDE+TECH(ライドテック)が展示したGRエンブレムを掲げたプロボックスがひと際注目を集めたのも記憶に新しいところ。
GRとはGAZOO Racingの頭文字を取ったもので、トヨタが展開するスポーツモデルに与えられるものですが、「GRスープラ」や「GRヤリス」のように本格的なスポーツモデルだけでなく、ヤリスGR SPORTやハイラックスGR SPORTなど、ハイブリッド車やオフロードモデルにも設定されているのが特徴。
それだけにプロボックスにGRモデルが設定されていてもアリだと思えてしまいますし、もともと走りのポテンシャルが高く、過去にはワンメイクレースも行われていただけに親和性も高そうです。
ただ、ライドテックが今回発表したのは、ハイラックスやランドクルーザーに用意されているGR SPORTのように、オフロードでの走行性能を高めたイメージを持つものとなっており、台形のフロントグリルに備わる「TOYOTA」エンブレムやフォグランプの位置などはハイラックス GR SPORTに近い意匠となっています。
また足回りには自社のリフトアップキットをインストールして余裕の地上高を実現し、タイヤにはトーヨーオープンカントリーR/T、ホイールにはワークのCRA G CKVを組み合わせることで、タフな印象をプラスしているのも注目ポイント。
そしてインテリアには、こちらもハイラックス GR SPORTを感じさせるレッドステッチとレッドのアクセントが備わるシートカバーが装着されており、商用車臭を払拭しているのも特徴です。
本来は商用車ということもあり、ノーマルのままではそれらに紛れてしまうプロボックスですが、こういったカスタマイズを施すことでオンリーワン感が増し、より愛着が増えることは間違いないでしょう。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
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