カローラより小さい! トヨタの「クーペセダン」がカッコいい! 迫力グリル&高級インテリア採用の「YARIS ATIV」“アジアの人気車”どんなモデル?

トヨタが東南アジアで販売する海外専用車に「ヤリス エイティブ」があります。日本では販売されていない小型セダンですが、どのようなモデルなのでしょうか。

カローラよりも小さい「セダン」が存在!? どんなモデル?

 ここ最近の日本市場では、ミニバンやSUV、軽自動車が人気となっている一方、セダンの需要が減少し、新車で購入できる車種も減少傾向です。
 
 一方、アジア諸国ではいまでもセダンが求められており、日本車メーカーの海外専用モデルがラインナップされています。

トヨタの海外専用セダン「ヤリス エイティブ」
トヨタの海外専用セダン「ヤリス エイティブ」

 数々のセダンがあるなか、注目されるのはトヨタの小型セダン「YARIS ATIV(ヤリス エイティブ)」です。

 ヤリス エイティブは、日本でもトヨタが販売するコンパクトカーの「ヤリス」を名乗りますが、こちらは独立したトランクをもつ4ドアセダン。

 タイをはじめとする東南アジア諸国で展開されている海外専用モデルで、ほかの国では、「ヴィオス(セダン)」「ヤリスLセダン」といった車名でラインナップされます。

 ヤリス エイティブのボディサイズは全長4425mm×全幅1740mm×全高1480mmと、日本で展開されるトヨタのセダン「カローラ」(全長4495mm×全幅1745mm×全高1435mm)よりもボディが若干小さいのですが、新開発のプラットフォームを採用し、ゆったりとした後席と実用的なトランクを実現しました。

 エクステリアは、クーペのように流麗なルーフを持つ「ファストバックスタイル」が特徴。大開口のロアグリルにシーケンシャルウインカーとLEDヘッドランプを備えたフロントフェイスにより、存在感のスタイリングとなっています。

 インテリアは高級感のある仕立てとなっており、インパネ中央に大きな9インチタッチスクリーンディスプレイを搭載。

 レッド基調の合成皮革のシートやレッドステッチが採用された仕様も設定されたほか、64段階調整可能なアンビエントライトを採用することでプレミアム感を高めました。

 パワーユニットは、最高出力94馬力、最大トルク11.2kg-mを発揮する1.2リッター直列4気筒エンジンを搭載。そこにCVTが組み合わされます。

 タイでのヤリス エイティブのグレードは「SPORT」「SMART」「PREMIUM」「PREMIUM LUXURY」をラインナップ。

 さらに、アクセサリーパッケージとして「LUSSO」「CHIARO」「PRESTO」といったコーディネートが用意されるほか、モデリスタのカスタムパーツも設定されています。

※ ※ ※

 直近では、2024年6月に東南アジア地域で最大規模を誇るカスタムカーの祭典「バンコクオートサロン2024」が開催され、そのなかでトヨタのタイ法人は「ヤリス エイティブ e-fuel」をお披露目しました。

 同車は通常のヤリス エイティブをベースとし、トヨタのカーボンニュートラルコンセプトを反映させたカスタマイズが施され、e-fuel(合成燃料)を動力とするレーシングカーからインスピレーションを得て、運転が楽しく、洗練されたデザインを持つエコセダンに仕上げられています。

 ボディサイドには、青と水色のカラーリングが採用され、クリーンな印象を与える一方で、アグレッシブなエアロパーツやブロンズホイールが装着されるなど、スポーティなカスタムを実現していました。

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