突然浮上した北陸新幹線の「新京都駅」計画 実は「道路アクセス」結構イケてるかも!? 4車線道路だらけの「桂川エリア」とは
北陸新幹線が新大阪延伸するにあたり、経由地である京都市内の駅候補に、西側郊外の「桂川駅周辺」が選ばれています。もしこの案が採用された場合、駅アクセス道路は便利なのでしょうか。
JR京都駅から約5km離れた郊外駅
北陸新幹線は2024年春に金沢駅から福井県の敦賀駅まで延伸開業しました。
計画では、そこからさらに延伸して、小浜を経由して京都を経由し、新大阪駅へ達する計画になっています。
その「北陸新幹線の京都駅」の場所について、現在のJR京都駅だけでなく、西側の京都市南区に位置するJR「桂川駅」(東海道本線)も候補になっています。
もし「新京都駅」がこの桂川駅付近に決定した場合、自動車でのアクセスはどのようになるのでしょうか。
桂川駅は、京都駅から5.3km離れた、桂川を渡ったすぐ先にあります。2008年に開業したばかりで、2014年に大規模商業施設「イオンモール桂川」が開業してから、そのアクセス駅にもなっています。
さて、ここに北陸新幹線の駅が開業した場合、タクシーや送り迎え、高速バスのアクセスに便利な道路はあるのでしょうか。
まず、名神高速には「桂川PA」があります。ここにスマートICを設置する構想があり、京都市と地元の向日市などで、水面下の協議が進んでいるといいます。
とはいえ、実はJR桂川駅と桂川PAは約3kmも離れていて、あまり直結アクセスとは言えません。駅からはいったん国道171号に出て、南下する必要があります。
逆に、駅から西へまっすぐ進めば、京都縦貫道の「大原野IC」があります。距離は5kmほどありますが、東西道路は大部分が4車線化されていて、スムーズにアクセスが可能です。
さて、その東西道路を東へ進めば、4車線の「久世橋通」として、京都市中心部方面へ向かいます。まっすぐ東進すれば第二京阪の鴨川東ICを経て、河原町通として繁華街へ北進していきます。桂川をわたってすぐ北へ左折しても、道なりに4車線道路の九条通で京都駅方面へ、また西大路通で金閣寺方面へ抜けていくことが可能です。
国道9号へ抜けていく南北軸「桂川街道」も4車線化済みで、桂川駅周辺の道路はほぼ都市計画が整っていると言えるでしょう。
もちろん、観光交通によって道路が混雑するのは中心部であり、京都市も公共交通機関での訪問を呼びかけています。
しかし逆に、京都市中心部を避けて郊外各地へ行く場合、「桂川の新京都駅」が拠点であれば、現在のJR京都駅と比較して「どこへ出ようにも信号、信号、そして渋滞」という状況は緩和されるかもしれません。
もっとも、いくら4車線化しているからといって、道路が「1本しかない」状況は、いずれ混雑路線となる可能性があります。特に桂川駅からの南北軸は、国道171号がほぼ一手に担っている状況。もし「新京都駅」で本決まりになれば、国道171号の「立体交差化」や、周辺の新たな南北道路の都市計画が検討されていくかもしれません。
一部報道では国土交通省が、京都駅直結で2案、そして桂川駅周辺で1案の計3案で、検討を進めているとしています。京都駅付近を流れる鴨川の地下水が懸念材料にもなっているなか「新京都駅」の存在は、「駅アクセス利便性」という面からも、思わぬ伏兵になっていくかもしれません。今後の動向に注目です。
桂川駅周辺道路は通勤時刻や土日祝などは非常に混雑してる状態。地図だけ見て4車線だからといってかんたんにアクセスできるとは限りません。
JR桂川駅付近に新幹線駅をとの設定で交通とのアクセスを話されているが、その目的がよくわからない。観光なら市内部に向かってアクセスするので混雑は変わらない。
京都南ICのアクセスの写真が掲載されているがその意図がわからない。新駅ができても大きな道はありまっせというだけのはなしである。だからなんなんよ?がない
自分は京都人ですが、極めていい加減な記事ですね。ちゃんと現地調査したのでしょうか?
アクセスの利便性ですが、まず実態は最悪です。それは京都南部の鉄道が、阪急と京阪近鉄の沿線に2分されていて、それをお互いに結ぶ横軸の交通が極めて貧弱な事が原因となり、京都府南部の人間の半数以上が鉄道で久世地区に行くには、一度京都中心部を迂回せざるを得なくなるからです。(京阪、近鉄沿線の人間は松井山手に誘導するつもりなのでしょうかね)
そして道路事情も最悪です。桂川街道は実際にはちゃんと南北ではなく、桂川に沿い北西方向に向かいますから回り道で、国道9号からの車は葛野大路を通り南下するでしょうし、それ以外に西大路通などからも向かえますが、これらは全ての道線が最終的に脆弱な久世橋に集中することになります。
地図を見ただけで判断して提灯記事を書くのは良くないとおもいます。