わずか全長1.9m!? まるで“1人乗り軽トラ”な「SUZU-CARGO」がスゴイ! スズキの斬新「小さいのりもの」への反響は?
スズキは、自動車関連のイベントで「SUZU-CARGO」という「小さなのりもの」を披露しています。一体どのようなものなのでしょうか。
「SUZU-CARGO」がめちゃカッコいい!
小さなクルマづくりを得意とするスズキは、「小さいのりもの」も手掛けています。
2023年10月に開催された「ジャパンモビリティショー2023」では小型モビリティ(コンセプトモデル)を世界初公開。それが「SUZU-CARGO(スズカーゴ)」です。
スズカーゴは、新たな車両区分である「特定小型原動機付自転車」に属するモデルとして開発。
電動キックボードのような手軽さを持ちながら、転倒しづらく、四輪で安定した走行が可能な、1人乗りの電動小型モビリティです。
2024年5月に開催された「ジャパントラックショー2024」でも実車が展示され、話題となりました。
全長1900mm×全幅600mm×全高1000mm(ミラー除く)という非常にコンパクトなボディに、幅565mm×奥行1050mm×高さ300mmの大きな荷台を装備。
まるで“ミニ軽トラ”とも呼べる斬新なスタイリングですが、175リットルの荷台容量を確保することで、仕事から遊びまで多目的に使えるモビリティとなっています。
スズキは長年「セニアカー」や「電動車いす」を販売しており、スズカーゴにもそれらの知見が活かされたといいますが、セニアカーなどは“シニアの乗り物”というイメージがあるかもしれません。
スズカーゴではオフロードを走るバイクや自転車をイメージし、アクティブなデザインとしたことで、若い人も乗れるような配慮が施されたといいます。
スズカーゴはリアにモーター+バッテリーを搭載し、最高時速は20km/hを実現。ボディサイズや速度、積載量などのスペックは特定小型原動機付自転車の規定に沿って設計されたものです。
また、特定小型原動機付自転車ということで、走行できるのは車道のみ。16歳以上であれば運転免許がなくても乗ることができ、ヘルメットの着用は「努力義務」となっています。
あくまでもコンセプトモデルのため、現状は発売されるかどうかも未定ですが、さまざまな分野で活躍してくれそうなスズカーゴに対して、ネットでは好意的な意見が寄せられています。
「電動キックボードよりもこういった荷物も運べるモビリティがどんどん出てきて欲しい」「4輪でも3輪でも良いけど、これくらい荷物の積める乗り物が欲しい」「昔の『チョイノリ』を思い出させる斬新なデザインだなぁ。これ欲しいわ」など、小さなボディに多少の荷物を搭載できる手軽なモビリティが求められていることがわかります。
「広い工場内を移動するには便利かも荷台に工具やちょっとした部品なら積めそうだし」「都市部や農村におけるコミューター兼“自走する台車”として、需要がありそう」「田舎の高齢者の足として、セニアカーよりも実用的だと思う」など、具体的な使い方を検討する人もいました。
一方で、「体を守ってくれる物が何も無いから、もしクルマとぶつかったら軽傷では済まない」「都会の道路で走られると邪魔と言われそう」など、小型モビリティがクルマと共存する難しさを指摘する意見も存在。
ほかにも、「免許を取得したことのない人は乗ってほしくない」「免許がなくても乗れるのが怖いので、せめて原付免許は必須にしてほしい」など、交通ルールに関する正しい知識を身に着けた人が乗るべきといった意見もありました。
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ジャパンモビリティショー2023では、「SUZU-RIDE(スズライド)」という小型モビリティも同時にお披露目されています。
形状はスズカーゴとよく似ているのですが、こちらは全長1300mm×全幅600mm×全高1000mm(ミラーを除く)と、スズカーゴよりも600mm短く設計。
オープンな荷台ではなく、クーラーボックスのような収納が備わり、その上に座って運転するようになっています。
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