日産は「ノートオーラ（以下、オーラ）」のスポーツ仕様「ノートオーラNISMO（以下、オーラNISMO）」をマイナーチェンジし、2024年7月18日に発売しました。
　
　2024年6月にオーラがマイナーチェンジを受けたことから、今回オーラNISMOも刷新され、走行性能やデザイン、装備などがさらに進化しています。

　新型オーラNISMOでは、従来は設定がなかった、4WDグレード「NISMO tuned e-POWER 4WD」が初設定されました。

　オーラNISMO初となる4WDグレードは、標準モデルに対してリアモーターの出力・トルクを向上させるとともに、前後の駆動配分などの専用チューニングを実施。

　これにより、さまざまなシーンにおける旋回性能が向上したほか、雨天や雪道などの滑りやすい路面でも高いライントレース性を実現します。

　加えて、ステアリング操作に対する応答の正確性を向上。少ない操舵でより速くクルマの向きを変えることができ、コーナーで安心感のある気持ちの良い旋回加速を可能にしました。

　新型オーラNISMOの外観デザインは、新採用の電動4WDの先進性と高い空力性能を直感的に感じることができるスタイリングへと変更しています。

　NISMO専用のフロントグリルは、冷却性能と空気抵抗の低減を両立するフラッシュタイプのデザインとし、ボディとの一体感を向上。

　専用デザインのリアバンパーは、4WD化にあわせたレイアウト変更や空力性能の最適化を実施。

　両端部に配されたエアスプリッターはボディサイドからの風を剥離し、エッジが重なって見えるレイヤード・ディフィーザーは床下からの風をきれいに流す形状とすることで、空気抵抗の低減に寄与しています。

　さらに、世界有数のアルミホイールメーカーであるENKEIの独自技術「MAT工法」による軽量化と高剛性を両立した17インチのエアロホイールを装着するなど、空力性能を最適化した新たなデザインが取り入れられました。

　内装は、オーラに設定されるヘッドレストスピーカーを備えたBOSEサウンドシステムやパワーシート（運転席）を新型オーラNISMOにオプションで用意。

　高いホールド性と体圧分布を高次元でバランスさせたRECARO製スポーツシート（オプション設定）に、運転席・助手席にパワーリクライニング機構を追加しました。

　ボディカラーは、ほかの「NISMOロードカー」と共通する「ステルスグレー」を追加設定。ブラックルーフと組み合わせて、精悍かつスポーティなスタイルを演出します。

　新型オーラNISMOのデザインについて、ユーザーはどのように感じたのでしょうか。SNSを通じてアンケート調査を実施しました。

「新型オーラNISMOのデザインについてどう思いますか？」という質問では、「とても良い」と回答した人が47.1％、「まあまあ良い」と回答した人が35.3％、「それほど良いと思わない」が11.8％、「まったく良いと思わない」が5.9％と、回答者の8割以上が好印象を抱いているという結果になっています。

　その理由として、「初期型の良さを殺していない」「カッコいい！」「NISMOらしく速そうなデザイン」など、マイチェン前のデザインをキープしながら、さらにスポーティになった点が好評のようです。

　ほかにも「もうちょっと変化はあって良かったけど」「鮮やかな赤の差し色もいいけど、マットグレーのような専用色があってもいい」など、新型へさらなる期待を込めたコメントも寄せられました。

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　新型オーラNISMOの価格（消費税込）は、2WD（FF）が307万2300円、4WDが347万3800円です。