2024年7月19日に日産は「NV200バネット」の一部改良モデルを発表しました。
　
　同車について早速SNSやネット上などで多くの反響が寄せられています。

　NV200バネットは2009年に登場した小型商用車及びワゴンモデルです。

　シートレイアウトは2列シートの「16X-2R」および3列シートの「16X-3R」が設定されています。

　多目的に使用できるタフでシンプルな設計が特徴であることから、法人ユーザーをはじめ幅広く活用されており人気のクルマです。

　そんなNV200バネットは15年間のロングセラーモデルであり、これまでに「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」をはじめとする先進運転支援機能を中心にアップデートを重ねてきました。

　今回の改良では、安全装備の更なる充実が図られています。

　時速60km／h以上でドライバーの注意力低下を検知し音と表示で休憩を促すインテリジェント DA（ふらつき警報）や踏み間違い衝突防止アシストが全車標準装備。

　これにより、全車サポカーSワイド対象車となりました。

　またメーターパネルには、多彩な車両情報が見やすい7インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイを新たに採用。

　同時に、ステアリングも最新デザインのものに変更されています。

　ボディサイズは全長4400mm×全幅1695mm×全高1855mm、ホイールベースは2725mmと、同社のミニバンである「セレナ」より短い全長とホイールベースを誇り、街中での小回り性能に優れています。

　パワートレインは最高出力113ps・最大トルク150Nmを発揮する1.6リッター直列4気筒ガソリンエンジンを搭載。

　駆動方式はFFと4WDから選択可能なうえ、トランスミッションはFFモデルがCVT、4WDモデルには4速ATが組み合わされます。

　価格（消費税込）は、商用バン仕様が223万1900円から290万4000円、5ナンバーワゴン仕様が243万7600円から257万6200円で、5ナンバーのミニバン・ワゴンは同日より、バンは8月上旬にそれぞれ発売されます。

　なお、今回のNV200バネット改良に伴って日産モータースポーツ＆カスタマイズは、新型NV200バネットをベースとした車中泊仕様「マルチベッド」、福祉車両「チェアキャブ」、商用特装車「ワークユースビークル」シリーズにも同様のアップデートが施されました。

　そんな熟成を重ねたNV200バネットに、ユーザーからは「ついにデジタルメーターになったのか、すご！」「ハンドルとメーターが新しくなっている」「運転席周りが新しくなっていいね」など、アドバンスドドライブアシストディスプレイに関するコメントが多く集まっています。

　また「バネットで車中泊したことあるけど、ボディサイズのわりに車内広かった」「フルフラットになるから結構便利なのよ」「我が家のキャンプで大活躍しています」など、アウトドアを楽しむユーザーからのリアルな声も。

　一方で「MTモデルも欲しかったなあ」「MTないのが惜しい…！」など、MTの復活を望む意見も見られました。