日産「新型エルグランド」まもなく登場!? 大型化&ハイブリッド化実施? デビュー14年目の「元祖“高級”ミニバン」どんな進化を遂げるのか

日産自動車は、2024年春、中期経営計画「The Arc」を発表しました。そして、説明として公開された動画には、30もの新型車の走る姿がシルエットで登場、その中には、期待される「エルグランド」の新型車のようなクルマもありました。次世代のエルグランドの姿を予想してみましょう。

日産「新型エルグランド」そろそろ登場か

 日産自動車は、2024年春、中期経営計画「The Arc」を発表しました。その中で、2年後となる2026年度までに30車種もの新型車を投入すると宣言しました。

 そして、説明として公開された動画には、30もの新型車の走る姿がシルエットで登場したのです。その中には、なんとミニバンの姿もあります。これは、期待される「エルグランド」の新型車になるのではないでしょうか。次世代のエルグランドの姿を予想してみましょう。

これが次期型エルグランドなのだろうか
これが次期型エルグランドなのだろうか

 日産は、2024年3月に、中期経営計画「The Arc」を発表しました。電動化の推進や、開発・生産方式の革新、新技術の採用、戦略的パートナーシップの説明などが行われました。

 そして、その中で、「2026年度までに30車種の新型車の投入」を宣言したのです。その内訳は、電動車16車種にエンジン車(IEC)14車種というものでした。また、日本市場では、5車種もの新型車を投入するというのです。

 発表会では、数多くのシルエット状の新型車が編隊走行を行う動画も公開されました。その姿を注視すると、どう見てもミニバンと思えるクルマも含まれていたのです。

 ちなみに、現在、日産が販売する車種のうち、4年以上前から販売されている軽自動車を除く乗用車は限られています。2020年発売の「キックス」、2017年発売の「リーフ」、2013年発売の「スカイライン」、2010年発売のエルグランド、そして2007年発売の「GT-R」です。

 このうちキックスは、エンジン車版とはなりますが、この夏にアメリカで新型が発売されることが決まっています。また、スーパースポーツであるGT-Rのフルモデルチェンジは、当面先のこととなるでしょう。

 そうとなれば、日本市場に投入される新型車として可能性が高いのがキックス、リーフ、スカイライン、そしてエルグランドの4モデルとなります。予告では5モデルとありますから、もうひとつ、まったくの新型車が投入されるかもしれません。

 しかし、どちらにせよ、2010年に登場し、今年で14年目を迎えたエルグランドのフルモデルチェンジは、相当、期待してもいいはずです。

 そこで気になるのが新型エルグランドの中身です。まず、確実に変わってくるのがパワートレインでしょう。

 現在のエルグランドは、3.5リッターのV型6気筒と2.5リッターの直列4気筒のエンジンを搭載する純ガソリンエンジン車(ICE)です。

 しかし、これから投入するというのであれば、まず間違いなく、ハイブリッドの「e-POWER」が用意されるはずです。

 日産は、電動化率を高める方針ですから、新しい「エルグランド」は、ハイブリッド専用車種になるのかもしれません。

 どうせならば、日産の誇る新技術、可変圧縮比機構を使うVCターボを使った「e-POWER」を採用してほしいものです。

 ちなみに弟分となる日産セレナはハイブリッド車である「e-POWER」がFF専用で、4WDはエンジン車となります。その弟分と差をつけるため、兄貴分となる「エルグランド」は電動4WDで登場するというケースも考えられます。

 プラットフォームは、さすがに14年前のものを改良して使うのではなく、まったく新しいものを使うのではないでしょうか。

 ちなみに、現行エルグランドは、Lサイズのミニバンですけれど、全高は1815mmしかありません。同じLサイズミニバンのトヨタ「アルファード」は全高が1935mmと、10cm以上も背が高くなっています。

 そのことを考えると、新しいエルグランドが、どれだけの全高で登場するのかは非常に重要なポイントです。背を高めて、アルファードに真っ向勝負とするのか。それとも、低い背のままで独自性をアピールするのか。ここに新生エルグランドの特徴が表れるはず。要注目ポイントとなります。

 また、先進運転支援システムは、当然、日産の最高の技術が採用されることでしょう。高速道路において、いわゆる「ハンズオフ」、つまり手放し運転を可能とする「プロパイロット2.0」です。

 弟分のセレナにすでに採用されていますから、新型エルグランドに採用されるのは決定とみて間違いありません。

 価格は、どうなるのでしょうか。現行エルグランドは2.5リッター版が約400~500万円、3.5リッターが480~560万円、そしてVIPという上級グレードが約640~800万円といった価格帯となっています。

 新型になれば、もう少し価格帯が上になるはず。通常グレードで450~600万円、VIPが700~900万円といったところになるのではないでしょうか。

 最近は、Lサイズミニバンは、ハイヤーなどの法人需要も増えています。エルグランドが新しくなれば、一定の需要を得ることができることは確実でしょう。新型登場を期待するばかりです。

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2件のコメント

  1. ちょいちょい画像やスペックが出てるのに、やる気無い画像ありがとね
    人気が出たデザインとかに決定するんじゃないの?こういうサイトでも参考するかと思うが、ここのサイトはオワコン

  2. アルファードと全面対決となってもエルグランドをチョイスする客層がどれだけいるものか…。
    価格がアルファードより低いなら…でも高級ミニバンであれば価格なんて気にしない!派が大多数だろう。キントで安く済ますってユーザーもいるだろうし。
    アルファードが安価に買えるなら飛びつくだろうが、エルグランドとなると話は別だ。もうエルグランドに高級車のイメージはないという人が殆どだろう。懐具合を考えた法人の役付き車がいいところ。

    アルファードは好きじゃないがアルファードとエルグランド二択なら、自分はアルファードを選ぶ。

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