トヨタ「新型ハイエース」登場する!? 20年目の「大人気“商用バン”」に「そのままでいい」の声も! 「超静音モデル化」には「賛否」アリ

2004年のデビューから20年が経過したトヨタの人気商用バン「ハイエース」現行モデル(通称「200系」)。モデルチェンジが期待される次期型ハイエースに対し、SNSなどでは多くの反響が寄せられています。

ハイエース「200系」と「300系」どう違う!?

 通称「200系」と呼ばれるトヨタの人気ワンボックス型商用バン「ハイエース」現行モデルも、2004年8月のデビューから20年が経過しようとしています。
 
 期待される次期型ハイエースの登場ですが、SNSなどではさまざまな意見が集まっているようです。

トヨタ「次期型ハイエース」はどうなる!?
トヨタ「次期型ハイエース」はどうなる!?

 現行・5代目ハイエース200系は、洗練された基本スタイリングや乗用車を意識した高品質な仕立てなどで、発売当初から好評な売れ行きを示しました。

 3つのボディタイプを持つ商用バン仕様のほか、多人数乗車可能な「ワゴン」やマイクロバス仕様の「コミューター」など多彩なラインナップが揃います。

 継続的な改良やマイナーチェンジを重ね、動力性能や先進運転支援機能、快適装備などを追加・改善し続けた結果、デビュー20年経った今もなお、クラストップシェアを誇る超ロングセラーモデルとして君臨しています。

 そんななか、2023年10月に開催された第1回「ジャパンモビリティショー2023」でトヨタ車体が出展したコンセプトモデル「グローバル ハイエース BEV コンセプト」(以下、ハイエースコンセプト)は、次期ハイエースを示唆するモデルとして注目を集めました。

 ボディサイズは、全長5280mm×全幅1950mm×全高1990mm、ホイールベース3210mmと超大型ですが、これは2019年にグローバル市場向けとして誕生したハイエースの新シリーズ(通称「300系」)がベースです。

 サイズ以外にも、新開発の専用プラットフォームとセミボンネット化が実施され、ワンボックス型の200系ハイエースとは大きく異なる成り立ちとなっています。

 ハイエースコンセプトはこの300系ハイエースをもとにBEV(バッテリーEV:電気自動車)化したもので、大型のバッテリーは床下に搭載しました。

 乗車定員は1名で、最大荷室長3490mm、荷室幅1715mm、荷室高1270mmという、広大な荷室エリアを誇ります。

 いっぽう国内の現行型200系ハイエースは、標準的なロングボディ・標準ルーフ仕様が全長4695mm×全幅1695mm×全高1980mm、ホイールベース2570mmで、4ナンバー規格に収まるコンパクトサイズが大きな特徴です。

 したがって、全長5.3m級のハイエースコンセプトが今後市販化された場合でも、市場からはさらに小さなモデルが求められることは間違いないでしょう。

※ ※ ※

 そんな次期型ハイエースに対し、SNSなどではさまざまな反響が寄せられています。

 なかでも、実際に200系ハイエースオーナーとみられる声が多く、ハイエースコンセプトに対し「全長5.3mは大きすぎる」「さすがにこれはムリ」「街中では使えない」など、巨大なサイズに対し危惧する意見が複数ありました。

 また「古いけど完成度が高い」「もはやこのままで良いのでは」「ジャストサイズで耐久性も高くなんの不満もない」などと、200系ハイエースに対する信頼の高さもうかがえます。

 さらにBEV化に対しては「一日中走り回っている身としては厳しい」「ルート配送とかじゃないのでムリ」など、航続距離に対し不安視するコメントもみられるいっぽうで、「200系のEVも出ないかな」「あのかたちのままでEVにして欲しい」といった声もあり、EVに興味を示す層もいるようです。

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トヨタ ハイエースバン スーパーGL 特別仕様車“ダークプライム II”[写真は2018年8月モデル追加時のモデル/最新モデルとは細部が異なります]
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トヨタ ハイエースバン スーパーGL 後席シートアレンジ
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