「見づらいんですが…」 一時停止“超えての停止”は違反? どうやって通行すべき? 警察も呼びかける「正しい方法」とは
「停止線が交差点から離れた場所」に設置されているのは何故だろう?
ここで、「二段階停止をしなければいけないほど、停止線を交差点から離れた場所に設置するのは何故だろう?」と疑問に思う人がいるかもしれません。
まずその理由として、優先道路側の車両や、歩道を通行する歩行者などと接触する危険を減らすことが挙げられます。
仮に停止線が交差点の直近にあれば、クルマのフロント部分(鼻先)が優先道路にはみ出て車両と接触したり、通行してきた歩行者に当たってしまったりするおそれがあります。
特にセダンやSUV車などはフロント部分が長い傾向にあるため、停止線で止まった後も、注意して進行することが大切です。
また停止線が交差点から離れているのは、優先道路側から右左折してくる車両を通行しやすくする目的もあります。
たとえばトラックやバスなどの大型車が左折する場合は車体の軌道が外側に大きくふくらみますが、停止線が後ろに下がっていれば、そのスペースを利用して曲がることができます。
このように、停止線が交差点から離れているのは事故防止やスムーズな交通のための工夫といえるでしょう。
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内閣府の「令和6年版交通安全白書」によると2023年中、事故類型別の交通死亡事故発生件数は多い順に正面衝突等(全体の31.7%)、歩行者横断中(22.7%)、出会い頭衝突(10.5%)でした。
特に信号機のない見通しの悪い交差点では出会い頭の事故が発生しやすいため、停止線でしっかり止まった後、ゆっくり・段階的に安全確認する習慣を身につけましょう。
自宅横の無信号機の交差点、片方に一時停止がありますが、見てるとほとんどの車が停止線超えて、運転席から左右の視界がみえる位置まで出てきての停止。はてさて自車のフロント先端はどこまで出てるんでしょうか?交差する道の半分まで先端が出てますよ!これでは出会いがしらに衝突しますよ。運転席からフロント先端まで距離1m以上であることをお忘れなく!
よく見える交差点より、見づらい交差手の方が、きちんと停止しないと危険やろ……。
しかも「見づらい」 といって停止線を超える人は、見晴らしのいい交差点なら「見えるから大丈夫!」で、結局、停止線手前でとまっていないんじゃないのか。
それこそよく見える交差点なら、優先側に車がいなければ、一瞬停止すらしない気がする(無論、一瞬停止も違反)
ちゃんと停まらないドライバ―ってのは、ぶっちゃけ「もしぶつかっても車以外なら自分は怪我ひとつしない。なにかあって酷い目にあうのは歩行者や自転車www」という意識だと思う。だから平気で停止線をこえる。
しかも、歩行者の横断妨害のあげく「車の直前を通るのは違法だから車優先!」とかくるったことすら主張するのもよくいる(いや違法なのは、車のとまっている位置。車が違法行為をするから、直前や直後しか横断できない状態になっている。違法だどうこういうなら、バックして歩行者の進路を開けないとアカンのに…)
本来いうまでもないことだが、信号のない交差点は(横断歩道がなくても)歩行者優先。横断歩道がなければ車優先と勘違いしているドライバ―もかなりいるよね。
ついでにいうと、道交法における優先の原則は「歩行者 > 自転車(軽車両) > 自動車」。
「自転車は軽車両だから」と謎の主張で、車の方が優先といいだすのもいるが、「自転車は軽車両だから」に続くことば「歩行者優先」ですね(さらにいえば、横断歩道は車道より優先道。横断歩道側の信号が赤でないかぎり、横断歩道をわたっている側が、車道の車より優先)
もし、一時停止義務がないことはあったとしても信号以外で優先権がひっくりかえることはない。
停止地点で確認が出来ない場合は、.道路構造に不可で問題があり、構造令に不適合を放置したまま、ドライバーへの負担は一方的である、
違反だから止まるという考えがナンセンス。
交差点の手前≒停止線で止まらないと歩行者や自転車を撥ねる。
交差点では、多くの情報をとって判断する必要がある。走りながら情報処理は難しい。事故の多くは交差点で起きる。
結局、違反だからというより、自分の安全のために止まるという意識が大切だと思う。