日産のアメリカ法人は2024年6月14日、生産終了が迫る高性能スポーツモデル「GT-R」（R35型）の特別限定車「T-spec Takumi Edition」を発表。15万1090ドル（約2410万円）で発売します。

　「GT-R」R35型の実質的なファイナルエディションといえるこのクルマについて、SNSなどでは様々な反響が集まっています。

　日産「GT-R」は昭和の名車「スカイライン GT-R」の名前を受け継ぎ、2007年にデビューしたスーパースポーツカー。モデルチェンジこそないですが、毎年のように一部改良を行って進化を続けてきました。しかし、2025年モデルを最後に生産が終了します。

　そのGT-Rの北米向け特別仕様車として、最後を飾るのが「T-spec Takumi Edition」です。このTakumiとは、日産社内で特別に優れたエンジニアに与えられる称号「匠」を指します。

　今回のTakumiにも匠の称号を持つエンジニアは関わっており、GT-Rに搭載している「VR38DETTエンジン」の組み立てを担当しています。さらに、エンジンルーム内にはその匠の名を刻んだアルミ製ネームプレートおよびゴールドのモデルナンバープレートが付属。また、エンジンカバーには専用カラー（ブラック/ゴールド）を採用しました。

　エクステリアには通常より広いフロントフェンダーを装着。その他、機能面では「GT-R NISMO カーボンセラミックブレーキ」や金塗装バージョンの「NISMO RAYS 20インチホイール」を採用しています。インテリアには専用カラーのモスグリーンを使用しました。

　T-spec Takumi Editionは、もう一台の特別仕様車である「Skyline Edition」と合わせ、2024年夏ごろからディーラーへ納品されます。販売台数は、どちらも200台未満になる見通しです。

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　「GT-R」の具体的な終了時期は2025年8月になる予定です。18年の長きに渡って生産されてきただけに、多くの反応が寄せられています。

　一番気になったのは「よくもここまで保たせたというべきだろう」「夢のある車作ってくれていたな」といった声。やはり、利益を上げにくいスポーツカーを10年以上作っていたことに対する感謝の意見が多く見られました。