トヨタが「“デカい”ヤリスクロス」実車公開! 斬新「ミニRAV4顔」×上質内装の「高級独自仕様」!? 全長4.3m級の「最新モデル」タイで披露
トヨタのタイ法人は、バンコクで開催された「FAST・オート・ショー・タイランド」で「ヤリスクロス」を展示しました。日本における「ヤリスクロス」とは同一車名でありながら全く異なった成り立ちのモデルです。一体どのようなクルマなのでしょうか。
ちょっとビッグな「ヤリスクロス」を実車展示
トヨタのタイ法人は2024年7月3日から7日まで、バンコクで開催された「FAST・オート・ショー・タイランド」にブース出展を実施しました。
ブースでは、国内モデルとは異なる「ヤリスクロス」も展示されています。
ヤリスクロスは2020年4月に発表されたコンパクトSUVで、主に日本や欧州をメインに展開しています。
コンパクトカーの世界戦略車「ヤリス」シリーズに属し、プラットフォームはTNGA GA-Bを採用。デザインはコンパクトながらSUVらしい頑強さを表現し、サイズを超えた存在感を表現しました。
日本仕様車では、1.5リッターのガソリンモデルおよび同エンジン+ハイブリッドモデルを設定し、FF/4WD(E-Four)をラインナップしています。
その一方、タイやインドネシア、ベトナムなど、東南アジアで販売されるヤリスクロスは同名でありながらもプラットフォームやデザインなどが全く異なっています。
2023年5月にインドネシアで世界初公開された東南アジア向けのヤリスクロスは、プラットフォームにダイハツのDNGA-Bを採用。
ボディサイズは全長4310mm×全幅1770mm×全高1615mm、ホイールベース2620mmと、日本や欧州のヤリスクロスよりも110-125mm長く、5mmワイド化。ホイールベースも60mm延長されています。
また、最低地上高は260mmと100mm以上アップされ、走破性能の強化も図っています。
デザインはスクエアさが強調されたもので、フロントフェイスは大型の大径グリルや鋭い形状のヘッドライト、スキッドプレート風の下部ガーニッシュを装着。ヤリスシリーズよりも「RAV4」に近い雰囲気です。
リア周りも同様に、日本や欧州の流麗で曲線的なスタイリングとは異なり、一文字のテールランプは非採用。独自の意匠が与えられています。
インテリアは直線基調のインパネを採用し、ドライバー側に傾けることで運転のしやすさを強調。
トアトリムやインパネ上部にはダブルステッチを施したソフトパット素材を使用したほか、メッキ加飾やピアノブラックパネルを装着し、上質感を表現しています。
パワートレインは、トヨタ「アバンザ」やダイハツ「セニア」などのモデルに搭載されている1.5リッターガソリンエンジンに加え、ハイブリッドモデルも設定しています。
タイでの価格は78万9000バーツ(約347万円)から89万9000バーツ(約396万円)に設定されています。
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このほか、FAST・オート・ショー・タイランドでは、「カローラクロス」や「イノーバゼニックス」「ヤリス エイティブ」「ヴェロズ」「フォーチュナー」なども展示されています。
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