約300万円! 日産「“2ドア”コンパクトカー」登場! “旧車デザイン”が超カッコイイ! 豪華レトロ&ホワイト内装の「フィガロ」米で落札
約300万円の価格で落札された日産「フィガロ」とは、どのような個体なのでしょうか。
超レトロ顔の「フィガロ」 国外で人気爆発か
2024年6月25日、アメリカのカーオークションサイト「Bring a Trailer」において、日産「フィガロ」が1万8500ドル(当日レートで約295万円)で落札されました。
どのような個体なのでしょうか。
Bring a Trailerはアメリカのオークショニアで、2007年に開設。日本をはじめ、ヨーロッパや米国などのクルマを取り扱っており、戦前から現行のクルマまで幅広くオークションが開催されています。
今回落札されたフィガロは1991年2月に発売された2ドアオープンカーです。
既存の車種体系にとらわれない斬新でオシャレさを追求した「パイクカー」シリーズの1台で、「Be-1」「パオ」「エスカルゴ」に続く第4弾モデルとして登場しました。
1989年開催の第28回「東京モーターショー」に初出展された際、好評だったことから市販化が決定。限定2万台のみが販売されました。
エクステリアでは、2ドアのコンパクトなボディにクロームメッキ加飾を各部に施し、愛嬌のある丸いヘッドライトと楕円形状のフロントグリルが特徴です。
ボディカラーは「エメラルド」「ペールアクア」「ラピスグレイ」「トパーズミスト」という4色展開で、いずれも懐かしさを感じさせるパステルカラーを採用。ルーフはサイド部分を残したまま上部が格納でき、オープンエアを楽しむことが可能な構造です。
インテリアは米国シートン製のホワイトレザーを採用し、ボディカラーと同系色にコーディネートされたインパネ加飾を用いることで、柔らかい雰囲気を演出。
メーターや各スイッチ、CDデッキなどもデザインを重視したものとなり、アクセサリー感を高めています。
パワートレインは1リッター直列4気筒ガソリンターボエンジン「MA10ET」型を搭載し、最大出力は76馬力を発揮。これに組み合わされるトランスミッションは3速ATのみで、全車前輪駆動です。
なお、人気が集中したため3回に分けて抽選販売される方式がとられましたが、わずか11日間で3回分を遥かに超える5万4000台の申込みがあったと発表されています。
そして今回落札されたのは、6万キロを走行したペールアクアの個体。出品者によると東部ニューハンプシャー州で登録され、2020年に米国に中古輸出されたといいます。
外装は社外品のトランクラックとヘッドライトカバーが取り付けられている点以外は純正のまま残されていますが、左クオーターパネルのメッキ加飾部周辺にサビが目立ち、ヘッドライト周囲のベゼルにも傷とくすみがみられます。
ボディパネルの多くは再塗装され、気泡が生じています。塗装面でオリジナルが残っている箇所は少なく、右のクオーターパネルは大きな凹みがあったようで、こちらは修理されていますが、各部はやや劣化気味といえます。
ソフトトップも接着剤で修理されていることから、もともとは穴が開いていたものとみられ、雨漏りの可能性がありそうです。
内装の状態は比較的きれいで、紫外線による樹脂の黄化や運転席シートのしわ・ヘタリがみられるようですが、ドアトリムやインパネ、ステアリングなどは簡易的な清掃で良い状態を取り戻せそうな雰囲気です。
唯一残念な点はリアシートに穴が開いていることで、シート自体には使用感が感じられないだけに気になるポイント。
エンジンルームは清潔に維持され、高性能タイプのプラグコードが装着されているほか、ラジエタースイッチとバッテリーが交換され、水回りのフラッシュ作業が行われるなど、必要な整備が施されています。
また、日本で乗られていた時とみられる2018年6月・5.7万キロ時のタイミングベルト交換ステッカーが残されていることから、国内オーナーの手元にある時から大切にされていたことがわかります。
日本語の取扱説明書やオーディオ説明書、「ターボチャージャー付車両使用上のご注意」「幌の取り扱い上のご注意」などのコーションラベルもそのまま維持され、車検ステッカーや点検ステッカー、名古屋市守山区の車庫証明ステッカーなども、マニアにはたまらない逸品といえます。
状態としてはまずまずですが、貴重な日本専売車で愛らしいデザインなどが評価されたのか、新車価格の187万円を超える価格で取り引きされ、次のオーナーへと引き継がれていきます。
※ ※ ※
映画やマンガ、アニメなどの影響から日本車の人気が高まっており、そのうち人気なのは1980年代から90年代のスポーツカーで、高値で取り引きされています。
一方で、スポーツカーではない一般的な乗用車も輸出されることは少なくなく、特に国外展開されていない「日本専売車」が現地マニアに人気を博しています。
特にフィガロはその愛らしいデザインが支持され、一部の情報によると国内での残存数よりも中古輸出された個体のほうが多いとすることもあり、英国ではフィガロ専門店も展開されているようです。
釣りとか詐欺タイトルではなくタイトルの整合性が取れてないちんぷんかんぷんな記事。
300万!登場!旧車デザイン!=【新車】
オークションで落札!=【希少中古車】
300万はフィガロとしては適正より高いのかもしれないけど、今レトロデザインでフィガロを復活させたら300万でも買い手はそこそこつくだろう。
カーオークションに登場という言い回しも理解は出来る。しかし旧車デザイン等とそれっぽい言葉を闇雲に並べすぎてタイトルでの真相に全然迫れてない。
そして結果中古車オークション、これはタイトル自体の矛盾が大いにあると言わざるを得ない。日本語の組み合わせの問題だな。