圏央道「成田空港東IC」実現なるか!? 空港”大規模拡張”に合わせ「新ターミナル直結」千葉県が国へ協力要望
現在どこまで話が進んでいる?
さて、この構想の今の進展状況ですが、成田空港と千葉県が連携し、計画具体化に向けて設置位置や構造などを検討中。今後は測量などの調査業務に着手するということです。
しかし、実現のためには、国から「地域活性化インターチェンジ」に認定され、「連結許可」を受ける必要があります。そのために、今年も千葉県は国へ要望したというわけです。
地域活性化ICというのは、開通後に追加でICを作る場合、運営するNEXCOではなく地方自治体が主体で設置するものです。鉄道の新駅設置でいえば、JRが自分から計画したのではなく地元請願によって設置するものが近いでしょう。
しかし、地域活性化ICは「高速自動車国道」に限定されるという”制度上の制約”があります。圏央道はバイパスに近い「自動車専用道路」という位置づけで、今のままでは設置が認められません。
そのため、今年5月には、「圏央道も地域活性化ICの制度に当てはまるように、国で何とかしてくれ」という要望も行われています。
成田空港のC滑走路完成は2029年の予定。圏央道は一足先に開通し、あとからこの追加ICがつながってくる構想ですが、果たして正式な事業化はいつになるのか、今後の動向に注目です。
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