東京モーターショー マツダブース コンセプトカーなどに見えた数年後のリアルとは?
「東京モーターショー2017」にて、マツダはコンセプトモデル2台を発表、同社ブースの見どころです。もちろん話題の次世代エンジン「SKYACTIV-X」もディスプレイ。ごく近い未来の、マツダのクルマが見えてきます。
夢物語ではない未来がそこにある
45回目を迎えた「東京モーターショー」で、マツダは「サスティナブル“ZoomーZoom”宣言2030」という長期的な技術開発ビジョンを発表し、大きな注目を集めました。
これは「走る歓び」を開発テーマの中心に据えて「環境」や「先進技術」を充実させて行くというビジョンであり、マツダはそれを体現するふたつのデザインコンセプトと、ひとつの先進技術を展示しました。
ステージ中央に配置された一台の5ドアハッチバック。これは「マツダ 魁 CONCEPT」(KAI コンセプト)と名付けられたスタディモデルで、そのハッチバック車とは思えない伸びやかなデザインが特徴的です。特にスポーツカーのように寝かされたAピラーや、ショートオーバーハングのリアまわりやそのサイズ感から、これは2019年に登場が噂されている「アテンザ」の次期デザインと目されています。
デザイン的にはサイドミラーやドアハンドルの造形が現実離れしていますが、それ以外は現在のマツダ車が持つディティールをしっかりと受け継いでおり、かつこれを流麗なテイストに躍進させた形となっているため、かなり現実的なものだと言えるでしょう。またこれをより実用的な方向へと修正して行けば、ひと回り小さな「デミオ」にも十分に応用できると感じました。