埼玉県民の悲願「新大宮バイパス」「新大宮上尾道路」2つは何が違う? 夢の「完全信号ゼロ」へ進行中!? 工事は一体どこまで進んだのか
東京都心からさいたま市を経て、熊谷・高崎方面へ伸びる道路「新大宮バイパス」が全通に向けて建設中です。また「新大宮上尾道路」も建設中ですが、この2つの道路は何が違うのでしょうか。またどこまで完成したのでしょうか。
計画はけっこう壮大!?
東京都心からさいたま市を経て、熊谷・高崎方面へ伸びる道路「新大宮バイパス」が全通に向けて建設中です。
いっぽう「新大宮上尾道路」という道路も建設中です。「新大宮バイパス」と何が違うのでしょうか。
まず「新大宮バイパス」ですが、東京都練馬区で国道254号(川越街道)から分岐し、北上して西高島平を経由し埼玉県内に入り、西浦和を経て宮前ICで国道16号西大宮バイパスと合流します。
そのまままっすぐ北上すれば「上尾道路」という名前に変わって、圏央道まで直通していくことになります。いっぽう「新大宮バイパス」という名前は、西大宮バイパスの延長線上として北東へ伸び、JR高崎線の東側へ出て、宮原で国道17号現道に合流するまでとなっています。
高崎線に沿ってさいたま~熊谷をつなぐネットワーク道路は、これまで国道17号が一手に担っており、信号も多いうえに交通集中で混雑が慢性化しています。それをまるごとバイパスするのが、新大宮バイパスであり、その延長である上尾道路、熊谷バイパスなのです。
将来的には、新大宮バイパス、上尾道路、熊谷バイパス、深谷バイパス、上武道路、前橋渋川バイパスを通じて、都心から新潟県境の手前まで、まるごと「国道17号バイパス」となる道路が完成することとなります。いまは上尾~鴻巣の上尾道路2期区間が未開通で完全に「ブツ切れ」状態であり、ポテンシャルをフル発揮するのはもう少し先になりそうです。
バイパスとしては全通している「新大宮バイパス」ですが、都内が片側1車線のまま暫定状態になっており、ボトルネックで渋滞が激しくなっています。ここは、南からつながってくる都市計画道路の完成にあわせて、4車線化が完成する予定です。また、信号渋滞も激しいため、立体化の計画も検討されています。
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