新型「クラウン」コンセプト発表、市販モデルは2018年夏発売 トヨタ

トヨタが新しい「クラウン」のコンセプトモデルを発表、10月25日より開催される「東京モーターショー2017」にて初披露します。

15代目「クラウン」は2018年夏発売

 トヨタは2017年10月4日(水)、新型「クラウン」のコンセプトモデル「CROWN Concept」を10月25日(水)から開催される「東京モーターショー2017」で初披露することを発表しました。市販モデルの発売は2018年夏ごろを予定しており、1955(昭和30)年の初代発売から数えて15代目にあたることになります。

「東京モーターショー2017」での初披露が発表された「CROWN Concept」(画像:トヨタ)。

 トヨタは「CROWN Concept」の特徴として、以下のポイントを挙げています。

○「Fun to Drive」を突き詰めた革新的な走行性能
将来のモビリティ社会においてもクルマを操る楽しさをお客様に提案するため、TNGA(トヨタ ニュー グローバル アーキテクチャー。トヨタのクルマ作りの指針)に基づきプラットフォームを一新するなどクルマをゼロから開発するとともに、ドイツのニュルブルクリンクでの走行テストを実施。意のままに操れるハンドリング性能に加え、低速域から高速域かつスムーズな路面から荒れた路面など、あらゆる状況において目線のぶれない圧倒的な走行安定性を実現し、ドライバーに“走る歓び”と“安心”を提供する。

○コネクティッド技術とそのサービスを本格的に具現化すべく、革新的進化を追求
・車載通信機の100%搭載によるIoT社会への対応
 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、車載通信機をラインアップ車に搭載し普及していくことで取得できるビッグデータを活用し、お客様へ新たな価値を提供していく。また、「CROWN Concept」の市販モデルにも車載通信機を全車標準装備し、展開を図る。
・「一台で守る安全」から「街全体で守る安全」へ
 トヨタは、自動ブレーキに代表されるクルマ自体の先進技術だけではなく、信号情報やクルマ同士と“つながる”ITS Connectを普及させることで、社会全体で安全を守っていく。また、官民実証実験にも積極的に参加することで、“つながる”技術の早期発展に貢献する。
・ビッグデータによるカーライフの充実化
 トヨタは、モビリティサービスプラットフォームを活用することで、交通渋滞の情報検出による街の渋滞削減をはじめ社会問題の解決に貢献していく。また、車載通信機を介して取得した車両情報をもとに車両を遠隔で診断し、故障や整備の必要性を予知。コールセンターを活用した迅速かつ適切なサポートを行い、お客様に安心・安全を提供する。

 なお「CROWN Concept」の諸元として、全長4910mm、全幅1800mm、全高1455mm、ホイールベース2920mm、定員5名と発表されています。

 トヨタは「CROWN Concept」について、「1955年の誕生以来『クラウン』が積み重ねてきた伝統に加え、将来のモビリティ社会において『クラウン』に求められる革新性を融合することで、次世代のクラウンをお客様に提案する」とし、また「保有後もワクワクし続けてもらえる愛車をご提供したいという思いから、コネクティッドカーならではのリモート技術と、新しいモビリティサービスを使用したカーライフを絶えず進化させていくことを探求し続ける」としています。

【了】
提供:乗りものニュース

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