日産「レパード」(2代目) 「あぶない」あのふたりも駆った高級パーソナルクーペ(写真37枚)

日産「レパード」は同時期のライバルが強すぎるという、不運な1台でした。しかしとあるTVドラマをきっかけにその認知度は爆発的に高まり、記録よりも記憶に残るクルマとなります。どのような運命をたどったのでしょうか。

王者「ソアラ」! ビッグマイナーチェンジの先で「レパード」は…?

 しかし、ライバルの「ソアラ」に抜かりはなく、「レパード」より1か月早い1986年1月に2代目へ進化。しかもそのエクステリアは、直線的な「レパード」と異なり、そののち主流となる滑らかな曲線を取り入れた美しいスタイルを与えられ、インテリアもハイテク満載のスポーティかつ贅沢なものとなっていました。

 さらにメカニズムでは当時、国内最強となる230psの3.0L V6DOHCターボや電子制御エアサスペンションを採用するなど、その内容は一歩も二歩も先をいくものでした。

1986年発売「レパード アルティマ」のインパネまわり。
1988年発売「レパード V30アルティマ ツインカムターボ」のインパネまわり。
後期型VG30DETエンジン。

 もちろん、「レパード」も黙ってそれを見ていたわけではなく、1988(昭和63)年8月に、デザインを一新するビッグマイナーチェンジを実施し、内外装共に丸みを帯びた新デザインの後期型へ。さらに前期型にはなかった3ナンバーボディの採用や「ソアラ」を超える255psを発揮する3.0L V6DOHCターボを頂点に据えるなど、大幅改善を図ったのです。

 しかし、王者「ソアラ」との差は詰まることはなく、1992(平成4)年6月、パーソナルクーペとしての「レパード」の役割を終え、高級セダンの「レパードJ.フェリー」へとバトンタッチ。このセダン路線も結果的には鳴かず飛ばずで、その後は「セドリック」「グロリア」の完全な姉妹モデルとなり、「レパード」は4世代で生涯を終えることになるのでした。

 このように販売では全面的に苦戦を強いられた「レパード」ですが、2代目モデルは、ある活躍から多くの人の記憶に残る1台となりました。

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